マンタの影が無くなって程なく、クジラのラストソングもすっかり聞こえなくなり、グッと冷え込む日も徐々に少なくなってきました。

桜前線は今どこまで北上していますでしょうか。これ、毎年書いてんな。

桜のようなサンゴ

宮古島はソメイヨシノが育たないので、それっぽいものに過敏になってしまうのは毎年の事。無いものねだりは人の性。あるもので楽しもうと自分に言い聞かせるのに必死です。

宮古島にはソメイヨシノの他に吉野家、すき家、松屋、なか卯、ガスト、ロイヤルホスト、などなどありません。ああ腹減った。

誰にも愛されるダイビングポイント|マリンレイク

宮古島には凄い数の地形ポイントがあり、特色や見所も様々なので人それぞれの好みでお気に入りのポイントが分かれます。好み以外にもその人の現時点のスキルレベルにも左右されるので同一人物でも好みが変わって行く事だって珍しくありません。

見所その壱|ケーブ

初ガイド

”誰にも愛される”とは、初心者に優しく且つ、どのレベルの人にも本格的で宮古島らしい地形と感じてもらえる。という意味で、見所も一つではなく長く狭すぎないケーブから始まります。

真っ暗というワケではなく木漏れ日のように所々に随所に光が入り、期待感が高まるケーブ。

セノーテのような景色

今日はいつになく外洋の透明度が悪く視界15mくらい。宮古島に春濁りってあったっけ。しかしマリンレイクの洞窟内は湧き水が大量に湧いていて、さらに満潮時間とエントリーが重なっていたので洞窟内はオールクリア。

控えめに言っても透明度30mはありました。

見所その弐|浮上池

かの有名なポイント『通り池』と似た構造で外洋からケーブに入り進んで行くと下地島内部の池に浮上する事ができます。今日は写真を撮っていませんが、この池も愛されポイント。

小さな池なのでどんなに風が強くても池の水面はフラット。カメラのレンズを半分沈めれば半水面写真が誰でも簡単に撮れます。

ダイビング中に池に浮上できるポイント自体が日本有数なので、ベテランの方でも初めてというケースが多く、浮上池自体も”宮古島らしさ”の一つなのかなと思います。

見所その参|レーザービーム

”誰にも愛されるダイビングポイント”の最も誰にも愛される見所がレーザービーム。そして晴れてさえいれば必ず見れる安定感。説明不要の超目玉。

宮古島ダイビング

レーザービームのクオリティで言えば下地島方面でNO,1!レーザーに限れば有名ポイント”魔王の宮殿”をはるかに凌ぐクオリティ。そしてこの場所での水深はなんと-5m。他のチームがいなければ時間の制約もなくゆっくり見る事ができます。

実際に見てもらわないとわからない事なんですけれど、レーザービームは水面の波の影響を受けて常に揺れていますし、光の強弱も一瞬一瞬で変わります。

こういう写真も、実はその瞬間を切り取っているだけで、そういう意味では毎回光の加減が違うので同じ写真は二度と撮れない。

あなたが潜って見た一瞬は、あたなだけの特別なもの。

海の中はいつだってそうだけれど、レーザービームは特にそれが顕著に感じられる。光の強弱や射し込む角度、色や質が毎回違う。曇っていれば見れない事だってある。そういう意味では見る場所の制約がある事も含めて絶景レベルとしては『オーロラ』と同じカテゴリーに属するのでは無いかとボクは思います。

宮古島に来たなら”誰にも愛されるダイビングポイント”をたくさんの人に潜ってもらいたいと思っています。

あなただけの特別に出会えますように。

 

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