こんにちは。トッティです。これまたずいぶんご無沙汰してしまいました。だいぶ冷え込んでますね。なにがって??ボクの『ブログ書く熱』じゃないですよ。気温がですよ。

前々回のブログ記事以来、マンタの影も形もなく、天を仰ぐもそこには綺麗な水面があるだけで仰げば尊し。

そんなこんな『俺のワイド道』を邁進している店主ですので当ブログの9割9分がワイド写真なのですが、迷走に次ぐ迷走の果てに泥沼にハマり、気が付くとカメラにマクロレンズがついているではありませんか!!!

断じて”逃げ”ではありません。『俺のワイド道』をさらに進むための旅なのです。その旅路の様子(本日撮れたてPIC)です。

宮古島マクロ生物ーカエルアンコウ

天気も悪い日が多いなか、なんとか宮古島らしい壮大な地形ポイントには潜れていますが日差しMAXのベストコンディションには程遠く、それでもなんとか楽しんでもらおうとガイド陣総出でマクロ生物ネタを絞り出している最近です。

海の楽しみ方は無限大!

宮古島は高い透明度と壮大な地形があるので、ワイド風景を目的に潜りに来る人が多いです。BIGHOLIDAYは”圧倒的ワイド推しのポリシー”があるので、ポイントセレクトもガイディングもブログ写真もTHEワイド。

しかし、ワイドと同時にマクロのニーズも持っているゲストさまがいればどちらも精一杯応えたいですし、応えられるのがプロフェッショナル。地形の合間にマクロ生物も楽しめたら最高です。もちろん大物も。

人間10人集まれば好みも10通りで、みんな違ってみんないい。

それは間違いないんですが、食わず嫌いだけはもったいない。もったいない。何回でも言います。もったいない!だって食ってみて美味しければ丸儲けだもの!!

マクロが好きになるかもしれないとっておきの方法

ボクがダイビングを始めた10年数年前は【潜る>撮る】がスタンダードでカメラを持って潜るダイバーの方が少数でしたが、時は流れ、現在では【潜る=撮る】がスタンダードとなっているのではないでしょうか。

つまり『撮る楽しみ』も上乗せされてダイビングはもっと楽しくなったのです。

ここからが話のキモ。

マクロ生物は綺麗に写真に収めるのが難しい件。特にワイド(風景)写真はブレてなければそれなりに撮れるのに対して、マクロ写真は『なにを撮っているのか分からないくらいひどい写真』が普通に量産されます。下手するとそれなりすら一枚もない事態に。

初心者にはこのハードルが恐ろしく高い。結果、諦めてカメラすら向けなくなってくる。

しかし、もし仮にマクロも綺麗な写真がたくさん撮れたならどうだろうか。肉眼でははっきり確認できないような面白い生物もバシバシ綺麗に撮れるとしたら、どうだろうか。

フォコカリス・シムランス

体長2mm程のゴミみたいなエビだって肉眼ではマジでゴミにしか見えないし、ぶっちゃけよくわからない。

でもそのゴミみたいなやつがキレイに撮れて、体の全体像やエビらしいところが見えてきたら嬉しくて楽しくはないだろうか。ボクは嬉しくて楽しい。肉眼ではよくわからなかったやつが急に愛おしくなってくる。

ピグミーシードラゴン

肉眼では糸クズにしか見えない生物も、実はれっきとした魚で、しかもタツノオトシゴの仲間で”ピグミーシードラゴン”なんてキュートな名前まで付いていて、それでいて目が大きくて可愛いことが、綺麗に撮れた写真からなら実感できるのではないだろうか。

やっぱり嬉しいし楽しい。次はこの生物をもっとよく見てみたいし、次はもっと綺麗に可愛く撮りたい。

ここまでやって、それでもマクロに興味が湧かなければ、あなたは筋金入りのマクロNG派だ。ワイドを存分に楽しもう!笑

残る問題は綺麗なマクロ写真が撮れるかどうか

綺麗な写真が撮れたらマクロ生物も好きになるという方程式が多くの方にハマると仮定するなら、残る問題は綺麗なマクロ写真があなたに撮れるかどうかだ。答えはYES!!!

ここの部分も時代が味方してくれている。最近の水中用コンパクトデジカメの進歩はもの凄い。どんな小さな生物だって鮮明に撮れる。

マクロ撮影のための正しい設定を知り、水中で身体を固定できるスキルを身につけられれば、あなたにも綺麗なマクロ写真は絶対撮れる。

そして正しい設定と水中で身体を固定できるスキルは私たちの得意とするところで、しっかりと伝授できます。

まとめ

あくまでもBIGHOLIDAYは”圧倒的ワイド推し”のダイビングショップです。

次から次へと生物を絶え間なくご紹介するスタイルではないですが、地形の見所の合間や大物が期待できないエリアでは、マクロ生物もそっと優しくご紹介させてもらいます。綺麗なマクロ写真もレッツチャレンジ!

 

今日はなぜこんな話を書いたのかと言いますと、最近とあるBIGHOLIDAYスタッフと話をしていて再認識した事がありました。”最高のガイドとは”と言う議題。

ボクが思う”最高のガイド”とはゲストさまのニーズに100%応える事だけではなく、ゲストさまのニーズの120%で期待を上回る事。

応える事はもちろん、あなたの新しい扉を開くお手伝いができるような”二人三脚ガイド”が理想。ワイドだってマクロだって大物だって浮遊感だって写真だって、まだまだあなたも私も新しい扉はひらけるはず。

そのためにまずは自分の扉をこじ開けよう。海やダイビングって、今想っているよりも、もっと楽しいものであるはずだから。

 

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