魚を見つけるという行為のメカニズム

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既知差異認識という言葉をご存じでしょうか

簡単に説明させてもらいますと見たことない生物は見つけられないけど一度見て頭にイメージが刷り込まれれば2回目からは見つけられる。という事です。
さらに具体的に説明させてもらいますと

初めて擬態系のカサゴを紹介された時にその擬態に騙され、ガイドが指をさしているほうを見ても何もいない気がする。それをガイドが察してカサゴを少し泳がせる。そこでハッと気が付く!その後、違う場所や環境で紹介された時には一度でカサゴがそこにいると認識できる。

じゃあガイドはどうやって見たこともない生物を見つけてネタとしてストックしていくのか。なのですが

  • ネット上の写真で見たり
  • 他店のブログで見たり
  • 図鑑で調べてみたり

強烈にその生物のイメージを頭の中に創り出すのです。

結果そのイメージが実物に近ければ見つけられる可能性がグンっ!と上がり、メディアでは実物の大きさなどがわかりずらいので、そういう風にイメージが実物とかけ離れているとまず見つかりません。。。

そして一度見つかり始めると意識しなくても次々と目に飛び込んでくるもので、そう、探してもないのに。。。

宮古島リアルタイムネイチャーシーン劇場 ~変身vol.3~

オナベ最終形態、完全体オスの一歩手前

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そう!探してもないのに出やがった~!!!スミレナガハナダイのオナベ最終形態!オス特有の正方形サロンパスまでしっかり完成してますね。これまた全く同じ柄、全く違う体色で写真を見比べると凄いです!!

ということで図らずとも3ポイントで3個体、それぞれ違うステージのオナベさん各種揃いました!しかしまあ、本当はすごくたくさん居て特に珍しいものではないのか、はたまた偶然が重なってたまたまたくさん見つかっただけなのか。近日中にあと2個体くらい見つかれば前者の可能性が高いのかな~

とにかく今までは見つけようと思ってイメージしておらず、当然目に入ってこなかったものが、意識して頭の中のイメージと照らし合わせ、探し出した1個体目により【既知差異認識】がボクの中でスミレナガハナダイのオナベに対して覚醒したことは確かな事実だと思います!

既知差異認識はガイドの宝

そしてこの既知差異認識を磨き続けることはボクらガイドの使命であると共にその差異をゲストさまと一緒に確かめて楽しんだり、同じ目線で共有することで、はじめて価値のあるものになるはず。という事で魚好きなみなさん!

閑散期の今なら一日にこの3個体を見に行けちゃうかもですよ~!お得!ハナダイフェチの方、是非お待ちしてます

ナイスホリデイ!ビッグホリデイ!
ではまた明日~

 

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