年に1個体見れるかどうかの白化イソギンチャクを昨年冬に見つけてレポートしていたハマクマノミとイソギンチャクの物語|ネイチャーシーン

今、地球がおかしい

まさかその翌年にエルニーニョ現象でイソギンチャクが一斉に白化してゆくなんてまだその時は想像していませんでした。

エルニーニョ現象とは

エルニーニョ現象 – Wikipedia

  1. 何らかの原因(波動伝播、西風バーストなど)で、太平洋を流れる赤道海流が弱まる。
  2. 海流が弱まったせいで暖水が西太平洋へ集まるスピードが弱まり、西太平洋で暖水域が広がり中部太平洋にまで暖水が広がる。
  3. 海水温上昇により中部太平洋の気圧が下がり、西風バーストの強化・東進が促される。
  4. 暖水が東太平洋にまで広がり東部赤道域の海面水温が低下し、それに対応して東太平洋の気圧が下がる。
  5. 西太平洋に向かう貿易風が弱まるなどして気圧の変化が世界中に波及し、異常気象を発生させる。
  6. 何らかの原因(赤道波の伝播、暖水の南北移動など)で太平洋を流れる赤道海流が強まり、海水温が平常の状態に戻る。
  7. 平常状態となった気圧変化が世界中に波及し、異常気象も収まる。

まあ簡潔に言うと台風が極端に少なくなり近海の水が入れ替わらない。結果水温が上昇することになるのです。

イソギンチャクの白化現象とは

水温が上昇することによりサンゴの核である褐虫藻がサンゴから離脱します。
サンゴは褐虫藻の光合成やプランクトン捕食により石灰質の硬い体を大きくしていくのですが褐虫藻がサンゴから離脱することにより養分を取り込めなくなり、そうなると死んだも同然。白化してしまうのです。

簡単に言うとガンダムからアムロが離脱し、機体は宇宙に漂っているだけの状態と同じです。

そして今年はハードコーラルよりもソフトコーラル、特にイソギンチャクの白化現象が顕著に見られています。まずは健全な状態のセンジュイソギンチャクを見てみましょう。

元気なイソギンチャク

20121008-IMG_0866

去年撮った写真。
見たことがない方は白化と言われてもあまりイメージしにくいと思います。と同時に白化イソギンチャクのみを紹介させてもらってもどのくらい白くなってるのか、ちょっと分かりずらいのかもしれません。という事で今日は写真で比較してもらいたいと思います!

では実際にこの個体(イソギンチャク)が今どうなってるかと言いますと・・・

白化したイソギンチャク

IMG_6429のコピー

これが今現在の上写真のイソギンチャクです。こうやって比べて見ると凄い変化でしょ!白化ってこういう事なのです。

IMG_6504のコピー

そしてこちらも同じセンジュイソギンチャクの白化です。色が抜けて黄色になるのは珍しい!パステルな感じがなんとも言えないっすねー!

イソギンチャクの白化が最後に起こったのは1996年

そしてこのイソギンチャクたちの今後の行方はふたつにひとつ!生きるか死ぬか。水温が下がってきてるので再び色を取り戻すか、または死。

この現象が宮古島全域、いえいえ沖縄全域で起こっている2014年秋。生命の儚さ、危うさが背景にある美しさ。この機会を逃せばこんなに美しいイソギンチャクを見られるのはいつなのかな。ちなみに前回のエルニーニョは十数年前。ぜひ今年中に見てもらいたい、撮ってもらいたい被写体です!

来春にはイソギンチャクたち、どうなってんだろう~な~変化が起こった時、次回もリアルタイムでお送りさせてもらいたいと思います!

ナイスホリデイ!ビッグホリデイ!
ではまた明日~

 

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