こんにちは! 毎度みっちゃんです。
今日は気温19℃と寒空の中、お二人が体験ダイビングにチャレンジされました。今年の春から新社会人となり社会に羽ばたこうとしているお二人。学生最後の旅行先として宮古島を選んでくれました。ありがとうございます!
私たちもウミガメが大好きです。
1DIVE目も終盤に差し掛かり、そろそろ海から上がろうかな...と帰り道の途中、なんとウミガメさん2匹!! 思わずお二人も声を上げてましたね(笑) GoPro片手に頑張って追いかけてたけど、ちゃんと撮れたかなー?
ウミガメを見て何も思わない人っていないんじゃないでしょうか?
ガイドの仕事をしてる人は数えきれない程見てると思います。しかも個体識別できるほど。でも、どんなガイドでも「あっ!カメー!!」ってなります。ゲストさまに見てもらいたいのが一番ですけど、何度会っても、何度見かけても、ガイドも「あっ!カメー!!」って思わず声にしたくなる、そんな存在です。ベテランダイバーも同じなんじゃないかなー。
テレビなどで産卵シーンを見たことがある方も多いと思います。そっこで今回は、海洋生物の中でも馴染みのあるウミガメがひとに愛される理由について考えてみました。
ウミガメが人気の理由その①「カワイイ」
単純ですが、愛くるしいその見た目。
おとぎ話「浦島太郎」にも登場するように昔からお馴染みのウミガメ。東京ディズニーシーの「タートル・トーク」やディズニー映画「ファインディングニモ」の父親クラッシュや息子スクワートなど、キャラクターのモデルになるほどです。
そのモデルの多くは「アオウミガメ」。頭が丸っこくてつぶらな瞳。優しい顔つきをしているので、初めて見たひとは必ず「カワイイ」と発してますね。
ウミガメが愛される理由その②「優雅な泳ぎ方」
両手をいっぱいに広げ悠々と泳ぎだし、本当に空を飛ぶかのような優雅な姿に毎回惚れ惚れしています❤ 海中でウミガメと一緒に泳げる瞬間は格別です。ただし、優雅に見えても泳ぐスピードは早いので、すぐに置いてきぼりくらいますが(笑)
ウミガメが愛される理由その③「息継ぎをする姿」
カメは海の中で生活しており、潜りっぱなしと思われているかもしれませんが、海洋性爬虫類の一種なので、エラ呼吸ではなく肺呼吸を行います。つまり魚のようにずっと水の中にいるということはできません。
私達と同じ肺呼吸をしているので、息継ぎの為に海面に向かって上がってきます。時々水中から顔を出して呼吸を行わないといけないウミガメですが、休憩中は15分~20分くらい、食事中など活発に動いているときは5分ほどで海面に上がってきます。
息を止めていられる時間は、最長で3時間とも5時間とも言われていますが、息継ぎをしないと呼吸ができないのは間違いありません。よく問題になっているのが漁船の網にウミガメが掛かってしまい、息継ぎができずに死んでしまうという事例やシュノーケラーに邪魔されて息継ぎをやめてしまうなんてことも。
もしウミガメに至近距離で逢えたとしても、驚かさず、近づきすぎず、触らず、マナーを守りましょう。
ウミガメが愛される理由その④「生まれてすぐ大海原へ向かう姿」
生まれたばかりのウミガメたちは、一斉に沖を目指して動き出します。「とりあえず動いて沖の方に行かなきゃ!」という状態になり、2〜3日間休むことなく沖に向けて泳ぎ続けるんですって!
あの行動の理由としては、沿岸域にいるとカモメや大型の魚に食べられてしまうから。ウミガメの死亡率はこの時期が最も高く、捕食者の少ない沖に逃れることができれば、ウミガメはクラゲなどの浮遊生物を食べて大きくなって、再び沿岸域に戻ってくることができます。沿岸域に戻る理由はカロリーの高い餌が豊富だから。
孵化してすぐあんなに小さいのに、波にのまれながら必死に泳ぐ姿は思わず「がんばれっ!」と言ってしまいませんか? 野生の本能ってスゴイですよね。
優雅に泳いでるコ、寝てるコ、お食事中のコ、甲羅をお掃除中のコ、いろいろな表情と生活を垣間見ることができます。私たち人間に重ね合わせてみてしまう事もある。だから魅了されるのかもしれませんね。
ビーチでウミガメに会えるのも離島宮古島ならでは
ビーチ体験ダイビングやシュノーケルでウミガメに会えるのって、やっぱり離島だからこそと思います。
こんな身近な環境でウミガメが見られることって、改めてスゴイなーと思います。宮古島のダイビングで多く見る種は、タイマイかアオウミガメ。どちらかと言えば、アオウミガメの方が多いです。先日ダイビング旅行で来島されたインストラクターの方も「ビーチでウミガメ見れるなんて、宮古っていいね」と仰ってました。
今日出逢った2匹のウミガメは、あっという間に遠くに泳いで行っちゃいました。でも、あの泳ぎ方って優雅でいいなーと思いつつ、社会に羽ばたいていくお二人の予想図みたいに感じました。がんばれ新社会人!!
それでは、また!
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