宮古島の海をもっとも手軽に楽しむ方法の一つにシュノーケリングがあります。もちろん、スキューバダイビングほど深い場所へ行くことはできませんが、水深の浅い場所にはサンゴも多く生息しているので十分に楽しむことができます。
そんな楽しいシュノーケリングですが、残念なことに誤った知識や行動によってシュノーケリング中の事故が起こっていることも事実です。ここではシュノーケリングを安全に楽しむための大切な注意点についてお話します。
目次
体調管理
水中では予想以上に体力を消耗してしまいます。そのため、体調を万全に整えた上で海に向かうようにしましょう。せっかく旅行に来たのだから…と無理は禁物です。
また飲酒も厳禁です。飲酒運転が禁止されているのと同様、アルコールにより判断力が低下するため思わぬ事故を引き起こす原因になります。飲んだら海に入らない!を厳守して下さい。
そして寝不足も大敵です。波酔いや頭痛の要因になるため、前日はしっかり睡眠を取りましょう。シュノーケリング後も十分休息を取って下さいね。
シュノーケリングをするときは、決して一人で海に入らない
沖縄県内の水難事故で最も多いのがシュノーケリングでの事故です。その大半は、ダイビングショップなどのツアー開催ではなく、海水浴で「個人で海に入った時」です。
シュノーケリングがどんなに手軽なマリンレジャーであっても、海で何かが起こったときに一人では誰かに助けてもらうことも連絡することもできません。海は何が起こるかわからないものです。一人では海に入らず、必ず複数で楽しむようにしましょう。単独行動はせず、バディ(仲間や相棒という意味です)と「できるだけ」ではなく「必ず」常に一緒に行動してシュノーケリングを楽しみましょう。
身体の保護と浮力確保 ウェットスーツかライフジャケットの着用
宮古島は水温が高いことから、場所によっては水着でもシュノーケリングを楽しむことができます。しかし肌の露出が多い分、日焼けによる火傷、危険生物や岩場などに接触して怪我をしてしまうリスクが高くなってきます。初心者の場合、水中で怪我をしてしまうとパニックに陥ってしまうことも少なくありません。ある程度慣れるまでは、体を保護する意味でもウェットスーツを着用するようにしましょう。また、ウェットスーツは生地の内部に気泡があるため、沈もうと思っても沈めない程の浮力があります。疲れたときに、足ひれでキックせずとも浮いていられる浮力を確保することは安全面においてとても大切です。
海のルールとマナーを守りましょう
現地の海のルールを守りましょう
場所によっては、遊泳禁止(たいてい看板などがあります)のビーチや、ブイとロープで区切られていて遊泳区域が決められているビーチもあります。そういった場所は、流れがあって危険だったり、漁場として管理されている場所です。現地の海のルールをしっかり守ってシュノーケリングが許可されているところで遊ぶようにしましょう。
自然環境へのマナーを守りしょう
宮古島はサンゴ礁に囲まれ非常に美しい海が広がっています。コバルトブルー、マリンブルー、エメラルドグリーン・・・自然の風景を見たり楽しく過ごすために海に来ていながら、自分で自然を壊してしまうことがないようにしましょう。
海に入るときには、「覗かせてもらう」という謙虚な気持ちで入る事が大切です。シュノーケリング中、知らず知らずのうちに足ひれでサンゴを蹴ってしまうことがないよう足先にも注意して下さい。ときどき干潮時にサンゴの上で立っている観光客を目にします。そんな行動は当然のことなが論外です。サンゴはとてもデリケートな生物で長い年月をかけて成長します。掴んだり蹴ったりして折らないように十分に気をつけて楽しむことが大切です。
海にゴミを捨てない
現地で出たゴミを持ち帰り処分することも、環境を守るという意味で非常に大切なことです。海上や沿岸は大抵、海風吹いています。ビニールなどは風で飛びやすいので特に注意して下さい。ビニール製品やタバコの吸い殻はビーチが汚れるだけではなく、海に流れて生き物たちが誤飲することがあります。ゴミは捨てずに必ず持ち帰ること、またゴミになりそうなものは予め捨ててから宮古島の海を楽しみましょう。
安心・安全に楽しむならツアーがおすすめ
シュノーケリングは宮古島の美しい水中世界を堪能できる魅力的なマリンレジャーです。是非、正しい知識を持って安全に楽しんで下さいね。
シュノーケリングの経験が浅い方や未経験の方は、ツアーに参加する事をお勧めします。海を目の前にして、ここが安全か安全ではないかの判断も難しいことだと思います。その海の特徴をしっかり理解しているインストラクターが、泳ぎ方のコツや、シュノーケルクリアのやり方などレクチャーして、親切丁寧にご案内いたしますので初心者の方でも安心してご参加いただけます。
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