こんにちは。トッティです。

台風18号によって大きなダメージを負ってしまった当ショップBIGHOLIDAY。息つく暇もないくらい忙しい怒涛の一週間を過ごしてまいりました。被害状況は 先週の記事の通りです。派手にやられてしまいました。

台風が過ぎ去った直後の15日からスタッフ一同で復旧作業に向けて動き始めましたが、ショップ含め全スタッフの住居も停電のまま、タフなスタート!

結局ショップは77時間停電が続き、そこからさらに48時間インターネットが繋がらず、通常通りに戻るまで実に丸5日間を要しました。停電が復旧した時は歓声の嵐でしたね。電気ってありがたい!!

超強風で横転してしまったブレンズの今

STAFFゆーまから横転写メが送られて来て携帯を二度見。途方に暮れた台風明けの朝。二度と忘れられない瞬間となるには十分すぎる衝撃!やれる事からやるしかない。

合言葉は『とにかく起こせ』

 

クレーン車の到着

装甲車か!!というくらいイカついクレーン車が来てそれを見た時には、『ちゃんと上がるかな』という思いは杞憂で終わるだろうと確信しました。

まあプロの仕事を疑うなって話ですけど、総作業時間30分ちょっと!ちゃんと見ていないと上げる瞬間を見過ごしてしまうほどの手際の良さ。

クレーンで船をあげる作業

クレーンで船をあげて台車に落とす作業

ブレンズが起き上がる瞬間に感じた事。それは復活への期待感や一歩目を踏み出せた安堵感、転ばせてしまった申し訳なさ、など、いろいろな感情が複雑に交じり合いながらこみ上げて来たのでした。

【復活への象徴】としてこの作業をスタッフ全員で手伝い、見守った30分間。これを皮切りに私たちSTAFFは各所に別れて一気に復旧作業を進めていく事に。

無事に元通りのブレンズ

ブレンズは派手に倒れはしましたが、船台がクッション的な役割を果たしてくれたので、大事な機関は無傷。船体自体も割れや欠けた部分はありましたが、大きな穴や浸水もなく、これこそ不幸中の幸いと言える程度のダメージで済みました。

よかった。

順調に行けば今月末までには調整できそうです。それまでは引き続きチャーター船でのご案内となりますが、ご不便無きようスタッフ一同努めて参りますのでよろしくお願いいたします。

『人の力』の可能性を実感した一週間

とにかくやる事が多すぎてどれから手をつけるかというところから始まりましたが、優先順位をつけてひとつずつ取り組む以外なく、アイディアをみんなで絞り出しながら作業に着手。

船体補修作業

マッキーは、船体補修作業のリーダー兼メインリペアラーとして、割れた部分の補修作業。ボートの船体はFRPと言う特殊な素材で出来ているので知識と経験が必要な分野。

 

機材洗い場復旧作業

しんちゃんは、船体補修作業のアシストと、解体撤去予定のショップ器材洗い場に代わるNEW器材洗い場の設計から資材調達、組み立て設置までをほとんど一人で。

 

ビーチ部門はフル回転

みっちゃんは、いち早く営業再開出来る事となった初心者専門ビーチダイビング部門のリーダーとして仕切り、電話対応、お客様の海のご案内など普段以上の仕事をこなし、時には夜遅くまで。

 

体験ダイビングで活躍するゆーま

ゆーまは、台風後で大荒れのショップを元に戻す作業、営業を再開するための準備、そしてみっちゃんと共に初心者専門ビーチダイビング部門のメインガイドとしてフル回転。

誰一人として息つく暇もないくらい時間とタスクに追われていましたが、誰一人として文句のひとつも言わず、ただただひたむきに。

1×6人のBIGHOLIDAYですが、答えは”6”だけではなく、時として10にも20にもなりうる事を実感しながらの一週間は決して悪い事ばかりではありませんでした。

ダメダメ店主のボクですが、いつも仲間には恵まれる。

みなさんの応援が力になりました

リピーターの方や、今までBIGHOLIDAYをご利用いただいた方にFacebookやメールなどで応援メッセージをたくさんたくさん頂きました。

また、まだお会いした事のない、これからご利用予定のゲストさまや、この期間中にメールでお問い合わせを頂いた方などにも、ご心配と応援メッセージを添えて頂いたり。

”見てくれている人がいる”って実感するだけでも、結構大きな力が湧いてくるもんなんですね。本当にどうもありがとうございました。まだまだ頑張れます!

諸先輩方にも助けてもらいながら

横転したブレンズの状態診断から起こした後の対応、バキバキに割れたエンジンルームの蓋の修理、粉々になったハシゴの製作、吹き飛んでグチャグチャになったショップの屋根の解体作業、停電でメール返信が出来ない時は先輩ショップにお邪魔させてもらい電波を借りたり、電話を借りたり。などなど。

チャーター船

そしてBIGHOLIDAYが再び営業に漕ぎ着けられたのもチャーターを受けてもらっている船長のおかげ。

たくさんの助けが無ければ、今こうしてゲストさまと海に出てかけがいのない瞬間を共有する事も出来なかっただろうし、ブレンズの修理もかなり時間を要する事になっていたと思う。

何より”困った時に相談できる人がいる”という心強さこそが支えになっていると気づいた一週間。

宮古島イルカ

今日の写真です。

ゲストの方や友人、家族からの応援や諸先輩方からの助けは、巡り巡ってこの瞬間に繋がっている。

ここからが勝負!真価を問われるリスタート

ホッとするにはまだ早い。たくさんの応援と助けを頂いて、ここからは自分たち次第。前にも増して強さや結束力が求められるシチュエーションがまた来る。乗り越えるべき壁や嵐は必ずやってくる。

今回の事は、次の嵐を乗り越えるための強固な土台となりました。それぞれ自分にできる事を全力で、その力が集まり1×6が100となるようなチームワークを作り出す。全ては巡り巡ってあの瞬間に繋げるために。

転んだ時は手を取り合って立ち上がり、また歩みを揃えて進めばいい。

 

STAFFマッキー

STAFFしんちゃん

STAFFみっちゃん

STAFFゆーま

愛船ブレンズ

その事を教えてくれたのは、台風18号でした。

 

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