本格的にダイビングを楽しむためには、ライセンスの取得が必要です。

ダイビングのライセンスを取得すれば、一人前のダイバーとして認められるだけではなく、機材の操作を行って自由に泳げるようになります。

魅力が詰まっているダイビングライセンスですが、種類がとても多く、どれから取得すべきか迷ってしまう人もいるでしょう。そこで今回は、ダイビングライセンスの種類や取得方法をご紹介します。

ダイビングライセンスにはどのような種類があるのか?

ダイビングライセンスには、多くの種類が存在しています。なぜかというと、ライセンスを発行している指導団体がいくつもあるからです。それぞれの指導団体が認定しているダイバーランクに応じて、楽しみ方や活動の範囲が変わります。

【ダイビングライセンスの指導団体とは?】

ダイビング ライセンス

ダイビングライセンスの指導団体は、日本国内だけでも30を超える数があると言われています。その中でも一般的に知られているのは、PADIやNAUI、BSAC、SSI、CMASといった団体です。

PADI・NAUI・SSIの本部はアメリカ、BSACの本部はイギリス、CMASの本部はフランスにあります。色々な団体があっても、プログラムの基本的な部分は共通しています。

日本の場合は代表的な指導団体から構成されるCカード協議会という組織により、プログラムは標準化されているところが特徴的です。

【ダイビングライセンスのランク】

ダイバーランクは指導団体によって呼び方が異なります。今回は、PADIで定められているランクをピックアップしてご紹介します。

・スクーバダイバー

スクーバダイバーは、PADIのプロダイバーの引率ありで12mまで潜れます。短期で取得できるため、旅行先などあまり時間がなく気軽に取得したい方に最適なランクです。

・オープン・ウォーター・ダイバー

オープン・ウォーター・ダイバーは、ダイビングの初心者向けランクです。同レベル以上のライセンスを持つ人と一緒であれば、18mまで潜れるようになります。ダイビングのスキルと併せて、潜水計画の立て方やトラブル回避方法などについても学べます。

・アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー

アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバーは、ダイビングをより楽しみたい人向けのランクです。水中写真の撮影方法やナイトダイビングなどのコースを選んで学びます。ディープダイブのトレーニングを受けた人は、40mまで潜れるようになります。

・ダイブマスター

ダイブマスターは、ダイビングのプロとして水中でガイドができるようになるランクです。ダイビングを仕事にしないとしても、友人や知人を率いて潜れるようになるため、ダイビングを趣味にする人の中にはダイブマスターを目指す人も少なくありません。

この他にも、レスキュー・ダイバーやアシスタントインストラクター、インストラクター、スペシャリティ・ダイバーといったダイビングライセンスをPADIでは定めています。

ダイビングライセンスの取得方法は?

ダイビング 取得

ダイビングのライセンスは、種類によって取得方法が異なります。ここでは、ダイビングの入り口でもあるPADIのオープン・ウォーター・ダイバーの取得方法をご紹介しましょう。

PADIのオープン・ウォーター・ダイバーは、講習や実習を終了するとダイバーとして認定されるため、ダイビングスクールに申し込んでください。

オープン・ウォーター・ダイバーを取得する際には、学科講習、プール講習、海洋実習を受ける必要があります。

  • 学科講習は、ダイビング機材の選び方や海中の安全ルール、ダイビング計画の立て方などを学びます。
  • プール講習は、海へ出る前にダイビング機材の使い方、基本的なダイビングスキルについて練習するというものです。
  • 海洋実習は、実際に海へ出てプール講習で学んだスキルを実践します。

これらの講習を修了するとダイバー認定となり、ライセンスの発行となります。

本格的にダイビングを楽しみたいのであれば、ライセンスを取得が望ましいです。

ダイビングライセンスには様々な種類があり、団体によっても異なります。それぞれの特徴やカリキュラムを確認し、自分に合った団体を選んでライセンスの取得を目指してみてください。

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