空気を吸うためのレギュレーターはダイバーにとって最も重要な存在であると言えます。
しかし、自分に合ったものや性能が良いものなど、選び方がわからない人も多いでしょう。
そこで今回は、レギュレーターを選ぶ基準や選び方のポイントをご紹介していきます。
何を基準に選べば良いのか疑問に感じているのなら、参考にしてみてください。
■レギュレーターを選ぶ際の基準とは?
レギュレーターはダイバーの生命線になる器材で、水中で呼吸をするために欠かせません。
シリンダーに圧縮された空気が入っているのですが、空気が圧縮されたままでは呼吸ができません。
圧縮された空気を減圧することで、呼吸ができます。その減圧を行うのがレギュレーターなのです。
レギュレーターを選ぶ基準としては、「呼吸のしやすさ」がポイントです。
肺活量や呼吸のペースは人によって違うため、呼吸のしやすさも異なります。
そのため、まずは購入する前に陸上で呼吸し、違和感があるか確認してみましょう。
水中では陸上よりも高圧力の空気で息をするため、陸上で感じた違和感が水中ではさらに大きくなります。
陸上で呼吸して問題がなければ、今度は水中で呼吸をすることで、より自分に合ったレギュレーターを探し出せます。
お試しで呼吸ができるショップは少ないですが、試せる場所があれば試すことで自分に合ったレギュレーターを購入できるでしょう。
■呼吸しやすいレギュレーターとは?
タンクとの接続部分をファーストステージ、口に咥える部分をセカンドステージと呼ぶ、2つの構造がレギュレーターには存在します。
ファーストステージにおいては
・バランスピストンタイプ
・バランスダイアフラムタイプ
の2種類が呼吸のしやすい種類になっています。
バランスピストンタイプは、壊れても空気が供給され続けやすいだけではなく、接続部分を動かしやすい特徴があります。
メンテナンスが簡単にできるため、初心者には使いやすい点も魅力でしょう。
しかし、接続部分にごみが入りやすい点がデメリットです。
一方、バランスダイアフラムタイプは残圧が減少しても吸いやすいことや、メンテナンスがしやすい点がメリットです。
どちらも呼吸のしやすさはそれほど変わりませんが、個人差があるため不安な方は従業員に相談し、アドバイスをもらいましょう。
セカンドステージは流量調節のノブが付いており、レンジ幅が広いものがおすすめです。
初心者の時は呼吸のしやすさに重点を置きますが、ベテランになると空気量を抑えたり増やしたりなど、テクニックを使うため長く愛用する場合には調節ノブが付いている方が安心です。
また咥えた時に大きすぎるなど、違和感があっては快適にダイビングを続けることができません。
大きさやデザインなど、自分に合うものは人それぞれ違うため、自分が咥えやすいレギュレーターを選びましょう。
■レギュレーターの選び方
レギュレーターを選ぶ際には以下のポイントに注目してみましょう。
・長く愛用されているメーカー
レギュレーターは自分の命を預ける器材になるため、長く愛用されているメジャーなメーカーであれば不安が少ないです。
・耐久性に優れている
サビが出にくいなど、耐久性に優れているレギュレーターであれば、長期間使っていてもトラブルなく使い続けることができます。
安心して大文具ができる材料となるでしょう。
・自分に合うかどうか
信頼のあるメーカーでも自分に合わなければ意味がありません。
呼吸のしやすさは人によって異なるため、自分に合ったものを最終的に選ぶことが何よりも大切です。
レギュレーターを選ぶ時の基準や、選び方のポイントをご紹介してきました。
レギュレーターはダイバーにとっては重要なアイテムの一つです。
基準となるのは呼吸のしやすさですが、使用する人によって違いがあるため、試してみることが最も重要となります。
自分に合ったレギュレーターを選び、安全にダイビングしていきましょう。