ダイビングする時に、いつも視界が曇っていませんか?

曇りが発生するとストレスも溜まって、思い切り海中を楽しめなくなってしまいます。

曇り止めはそんなストレスを解消してくれるものですが、近年はフィルム形状の新しいタイプが出てきました。

そこで今回は、ダイビングマスクの曇り対策に使える曇り止めフィルムについてご紹介します。

クリアな視界で遊泳したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

■なぜ、ダイビングマスクが曇るの?

ダイビングマスク

なぜ、海中でマスクが曇るのか不思議に思う方も多いでしょう。

原因は、マスクに付着した結露と油膜です。

空気には細かな水分が含まれており、外気との温度差が生じると水滴となります。

海中ではマスク内の温かい空気が冷やされて水滴が発生するため、マスクが曇るという仕組みです。

また、新品のマスクに付着した油膜も、曇りを発生させる原因です。

使用前に丁寧に油膜を落とさないと、海中で曇ってしまい視界が悪くなります。

 

 

■手軽に使える曇り止めフィルム

 

曇り止めフィルムは、比較的新しいアイテムです。

マスクに貼るだけで曇りを防いでくれ、従来の曇り止めよりも使いやすいという理由から人気があります。

これまでマスクの曇りを防止する方法としては、ダイビングの前に歯磨き粉で磨くといったやり方がありましたが、フィルムではその必要もありません。

面倒な作業がなくなることで、時間の節約にもなるでしょう。

塗るタイプの曇り止めの場合、人によっては肌にダメージを受けてしまいますが、曇り止めフィルムならその心配もなく、安心して使うことができます。

 

 

■曇り止めフィルムの特徴

ダイビングマスク

・効果の持続期間

効果の持続期間は、約1年と言われています。

しかし、月2回ほどの頻度で潜るのであれば、半年が限界とされています。

個々の使用状況によって効果の長さは変わりますが、半年~1年を目安に交換した方がいいでしょう。

 

・一眼タイプと二眼タイプがある

フィルムには、一眼タイプと二眼タイプがリリースされています。

一眼タイプは視界が広く、二眼タイプはマスククリアが簡単であるため、どちらのマスクも利用者がいます。

曇り止めフィルムはこの2種類のタイプに対応している、汎用性の高いアイテムです。

 

・価格がリーズナブル

簡単に使えて、なおかつ価格が安い点が、曇り止めフィルムの魅力でしょう。

ネットでも注文可能で、1枚1,000円前後で購入できます。

毎回、曇り止めを塗る必要もなく、メンテナンス時間も短縮されることを考えれば、お得な買い物と言えます。

 

 

■こんな時に使える、曇り止めフィルム

 

曇り止めフィルムは、通常の曇り止めでは効果が実感できなかったという人に最適です。

塗るタイプの場合は、洗い流す量と残す量のバランスが難しいこともあり、初心者では上手くできないことがあります。

乾燥させ過ぎると、線が付いてしまうこともあるでしょう。

その点、曇り止めフィルムは使い方も簡単で、初心者からベテランまで幅広く使えます。

ダイビング直前になって「曇り止めを忘れた」と慌てることもないので、落ち着いて当日を迎えられる点もメリットです。

 

 

■昔はツバで対応していたことも

 

昔はダイビングの曇り止めにツバを使用している方も多くいましたが、今では少数派になりました。

水で洗っているとはいえ、見た目があまり良くないですし、特に女性の方であれば不快に感じる方もいるからです。

今は曇り止めフィルムなどの使い勝手のいい道具が発売されているので、まだ試していない方は、ぜひ試してみるといいでしょう。

値段もあまり高くなく、お財布に優しいアイテムです。

 

 

曇り止めフィルムは、マスクに貼るだけでダイバーの悩みである「曇り」を解消してくれる道具です。

値段もリーズナブルで、比較的手が出しやすくなっています。

効果はおおよそ半年間続くとされ、使用状況によっては約1年持ちます。

ぜひこの機会に、曇り止めフィルムの効果を確かめてみてください。