温暖な気候の宮古島は年間を通して平均海水温が20度以下になることはありませんが、冬になるとさすがに風が冷たいので水着で気軽に海に入ることはできません。

ですが、ウェットスーツ着用ですぐに支度ができるシュノーケリングなら天候次第で冬の海を楽しむことができます。

今回は、シュノーケリングで宮古島の冬の海を満喫する方法についてご紹介します。

 

 

■宮古島は冬の海でも暖かい

 

1年で最も寒い1~3月でも宮古島の平均気温は17~18度、平均海水温は21~22度と、海水温の方が暖かいので海に入れます。

ですが、暖かいといっても一応は冬なので風は冷たく、海から出ると凍えてしまうためウェットスーツの着用は必須です。

ダイビングをするには少し難しいため、ショップのツアーに参加するなど専門家との同行が好ましいですが、天気が良くて気温が上がれば比較的準備が簡単なシュノーケリングは問題なく楽しめます。

むしろ、観光客でにぎわう夏よりも海で遊ぶダイバーが減る冬の時期の方が海底も落ち着くので、透明度の高い宮古島の海を満喫できます。

 

 

■おすすめのシュノーケリングポイント

八重干瀬

ダイビングはもちろん、宮古島には初心者でも楽しめるシュノーケリングポイントがたくさんあるのでご紹介しましょう。

 

・新城(あらぐすく)海岸

宮古島の東側にある「新城(あらぐすく)海岸」は全体的に水深が浅く、シュノーケリング初挑戦の方でも安心して楽しめるポイントです。

すぐ隣にある吉野海岸もシュノーケリングポイントとしてとても有名ですが、有名になりすぎてしまって常に混雑してしまっているので、初心者や家族連れにはゆったりと過ごせるこちらの新城海岸をおすすめします。

浅瀬ながらも見渡す限り広がるサンゴ礁と、そのサンゴに隠れるカクレクマノミなど多くの熱帯魚や、運が良ければアオウミガメなどにも出会える、吉野海岸にも劣らないシュノーケリングポイントです。

 

・シギラビーチ

宮古島の南西にある「シギラビーチ」は高級リゾート「シギラリゾート」内にある人工ビーチですが、ホテル宿泊者以外の一般客でも利用可能です。

白砂が広がる遠浅の海はカクレクマノミやルリスズメダイなどの色鮮やかな熱帯魚やカラフルなサンゴ礁、運が良ければウミガメにも出会うことができ、人工ビーチとは思えない豊かな海の生物たちをみることができます。

シュノーケリングポイントまで舗装された散策路を使って進めるのでスムーズに移動できますし、エントリー用の階段も設置されているので初心者でも安心して楽しめるポイントです。

 

・八重干瀬(やびじ)

宮古島から北へ15㎞ほどのところにある「八重干瀬(やびじ)」は船でしか行くことができないのでショップなどのツアーに参加することをおすすめします。

11月以降はオフシーズン扱いになるので往復時間がかかってしまいますが、“日本のグレートバリアリーフ”とも呼ばれる国内最大級のサンゴ礁群は、時間をかけても行く価値のあるポイントと言えます。

なかでも人気なのは八重干瀬の中央に位置するスポット「ユラビジ」です。

魚の数がとても多く、海の中にカラフルな世界が広がっていて、ウミガメも見ることができるので、シュノーケリングだけでなくダイビングスポットとしても人気です。

 

 

■冬の宮古島でのシュノーケリングで注意するポイント

サンゴ礁

温暖な宮古島でも冬は天気が悪ければ気温も下がり、風も強くなるので海に入る際は天候をよく確認して、無理のない範囲で楽しんでください。

また、浅瀬の海は魚やサンゴ礁との距離が近かったり、干潮時は少し歩くだけで間近に見ることができますが、ケガ防止やサンゴの保全のためにもフィンで蹴り上げたり踏んだりしないよう十分気をつけましょう。

 

 

今回はシュノーケリングで宮古島の冬の海を満喫する方法についてご紹介しました。

浅瀬や波の穏やかなポイントでも潮の流れが速いところもあるのでシュノーケリングの際は必ずライフジャケットを着用し、安全に海を楽しみましょう。