この記事のまとめ
宮古島の1月は、水温22℃前後、気温16〜20℃。北風の影響で下地島方面が中心になり、2022〜2025年のダイビング記録では下地島方面が100%でした。
冬らしく日照時間は短めですが、透明度は30〜40m超まで上がることがあり、魔王の宮殿、アントニオガウディ、マリンレイク、35ホールなど、光だけに頼らない地形の迫力を楽しみやすい月です。寒冷前線で出航中止になる日もあるため、防寒装備と日程の余裕が満足度を左右します。
この記事では、水温・服装・気象データ・よく登場するポイント・予約前の注意点を、月別に比較しながら整理します。初めて宮古島で潜る方も、地形狙いで再訪する方も、旅行時期を決める前の判断材料として使える内容です。
最終更新: 2026-05-17
1月が「曇りでも最高の地形ダイビング」な理由
1月の宮古島をひとことで言うと、年間最高クラスの透明度と、下地島方面の地形ポイントが重なる月です。
冬型の気圧配置になりやすく、北〜北東の風が吹く日が増えます。北風の日は下地島の南側が風を避けやすく、宮古島の代表的な地形ポイントを組み立てやすくなります。
BIGHOLIDAYの過去4年分(2022〜2025年)の実績では、1月は下地島方面で潜る傾向がはっきり出ています。伊良部島方面や八重干瀬方面へ広く動く月ではなく、下地島方面に集中して、海況に合わせて地形ポイントを選ぶ月です。
1月は日照時間が短く、晴天の光を狙い続ける月ではありません。ただ、冬の透明度が高いぶん、洞窟やホールの奥行き、壁のディテール、アーチの立体感が際立ちます。晴れていなくても成立する地形を知っているかどうかで、1月の満足度は大きく変わります。
データで見る1月の宮古島ダイビング傾向
下の表は、2022〜2025年のダイビング記録を月別に整理したものです。エリアの割合と、よく登場するポイントの出現率を見ると、1月にどの海域を狙いやすいかが分かりやすくなります。
1月のエリア傾向
| エリア | 割合 | 読み取り方 |
|---|---|---|
| 下地島方面 | 100% | 北寄りの風で地形ポイントを狙いやすい傾向 |
1月によく登場するポイント
| ポイント | ダイビング日数に対する出現率 | 狙い方の目安 |
|---|---|---|
| マリンレイク | 27.3% | 下地島方面の地形候補として入りやすい |
| 魔王の宮殿 | 27.3% | 下地島方面を狙いやすい時期 |
| トリプルスリー | 22.7% | 海況とチームスキルを見て選ばれる候補 |
| 中の島チャネル | 22.7% | 下地島方面の地形候補として入りやすい |
| 35ホール | 22.7% | 下地島方面の地形候補として入りやすい |
この数字は「必ず行ける」という意味ではありません。実際のポイント選択は、風向き、波、うねり、潮、チームのスキルを見て当日に判断します。旅行計画では、行きたいポイントがあるほど2〜3日のダイビング日を確保しておくと狙いやすくなります。
1月に狙いたい地形ポイント

ここからは、1月の海況・透明度・難易度を踏まえた狙い方です。よく潜るポイントだけが正解ではなく、その日の風、波、ゲストの経験本数、チーム全体のスキルで選び方は変わります。
魔王の宮殿

宮古島を代表する地形ポイント。1月によく潜りに行く下地島方面の代表的な地形です。
晴れた日の光はもちろん強いですが、1月の魔王は透明度の高さも大きな魅力です。水が澄むことで、入口から奥へ進む時の暗さ、広がり、出口の青の抜け方がよりはっきり出ます。
水深や地形の構造を考えると、誰でも気軽に入るポイントではありません。中性浮力、耳抜き、エア管理に不安がある場合は、無理に狙うより、その日のコンディションに合う別ポイントを選ぶ方が満足度は上がります。
マリンレイク

1月によく潜りに行くポイントのひとつです。下地島らしい地形感がありながら、浮上して海面の空気を感じられる独特の構造があります。
晴れの日の光も魅力ですが、冬の透明度が高い日は、水中の青さと洞窟内の静けさがかなり強く出ます。1月らしい「静かな地形ダイビング」を味わいやすいポイントです。
トリプルスリー

トリプルスリーも、1月によく潜りに行く下地島方面の地形ポイントです。
深場の地形を楽しむポイントなので、経験本数や当日の海況を見ながら判断します。冬の透明度が高い日は、アーチの抜け感と青さがきれいに出やすいポイントです。
アントニオガウディ

冬の宮古島で外せない代表的な地形ポイントです。
複雑に折り重なるアーチ構造は、太陽光の有無だけに左右されません。透明度が30mを超える冬の水で見ると、アーチの奥行きと立体感が際立ち、夏とは違う迫力があります。
水深が深く、難易度も高いポイントなので、経験本数やスキルに合わせた判断が必要です。魔王の宮殿やガウディを狙うなら、1日だけに絞るより、2〜3日のダイビング日を取る方が現実的です。
中の島チャネル

1月によく潜りに行く、下地島方面の定番ポイントです。
地形の楽しさと潜りやすさのバランスがよく、強い地形ポイントに行く前のチェックダイブにも使いやすいポイントです。冬の透明度が上がると、アーチやクレバスの抜け感がきれいに出ます。
35ホール

35ホールも、1月に組み立てやすい下地島方面の地形ポイントです。
下地島らしいホール系の魅力があり、冬の透明度と相性が良いポイントです。天気が曇りでも、地形そのものの迫力や水の青さで楽しみやすいのが1月の強みです。
ミニ通り池

ミニ通り池も、1月に狙いやすい下地島方面の地形ポイントです。
ケーブ・ホール系の魅力があり、冬の透明度と相性が良いポイントです。天気が曇りでも、地形そのものの迫力や水の青さで楽しみやすいのが1月の強みです。
気象データ
1月は宮古島の中では最も寒い時期です。下の表では、気象庁・宮古島地方気象台の平年値(1991〜2020年)と、ダイビング時の水温目安を月別に並べています。1月だけを見るのではなく、年間の中でどのくらい寒く、日照時間が短い月なのかを比較できます。日照時間が多ければ晴れの日が多く、少なければ曇りの日が多いことがわかります。
| 月 | 平均気温 | 水温目安 | 降水量 | 日照時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 18.3℃ | 22℃前後 | 131mm | 83時間 |
| 2月 | 18.6℃ | 21℃前後 | 120mm | 86時間 |
| 3月 | 20.1℃ | 22℃前後 | 131mm | 111時間 |
| 4月 | 22.8℃ | 23℃前後 | 150mm | 131時間 |
| 5月 | 25.0℃ | 25℃前後 | 207mm | 148時間 |
| 6月 | 27.7℃ | 27℃前後 | 210mm | 179時間 |
| 7月 | 28.9℃ | 29℃前後 | 141mm | 243時間 |
| 8月 | 28.6℃ | 29℃前後 | 234mm | 218時間 |
| 9月 | 27.6℃ | 29℃前後 | 254mm | 189時間 |
| 10月 | 25.5℃ | 27℃前後 | 189mm | 162時間 |
| 11月 | 23.1℃ | 25℃前後 | 148mm | 118時間 |
| 12月 | 20.0℃ | 23℃前後 | 131mm | 93時間 |
前線通過のタイミングは出航中止になりやすく、前線通過後の2日目から潜れるようになるケースが多いです。1月に潜るなら、1日だけの弾丸日程より、2〜3日以上の余裕を持った旅程がおすすめです。
水温・ウェットスーツ・船上装備
1月の水温は22℃前後。数字だけ見ると潜れそうに感じますが、船上の北風と濡れた体の冷え込みが強い月です。水中よりも、ダイビング後の船上防寒が満足度を左右します。
| 条件 | 推奨装備 |
|---|---|
| 最も快適 | ドライスーツ |
| 十分快適 | ロクハン |
| 多くの方が選択 | 5mmウェット+フードベスト |
| 船上防寒 | ボートコート |
| 追加防寒 | 防風帽子・ネックウォーマー |
ドライスーツは自前を持っている方にはおすすめです。ロクハンでも十分に快適に潜れます。5mmウェットスーツの場合は、フードベストやボートコートをしっかり使う前提で考えてください。
陸上は東京の12月くらいの服装をイメージすると近いです。朝晩は軽めのダウンやフリース、風が強い日はウインドブレーカーがあると安心です。
透明度の目安
1月は、宮古島の中でも透明度がかなり高い時期です。12月から始まる冬のクリアシーズンがさらに進み、30m超、条件が良ければ40m超の透明度になることもあります。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 透明度 | 30〜40m超 |
| 年間傾向 | 最高クラス |
| 相性が良い撮影 | ワイド・地形・ケーブ |
洞窟ポイントでは、岩の質感やホールの奥行きが見えやすくなります。晴れた日の光ももちろん魅力ですが、1月は透明度そのものが地形の迫力を引き上げてくれる月です。
海の生物カレンダー
1月の生物では、マンタ、ホシゾラワラエビ、ネムリブカなどが狙い目です。地形が主役になりやすい月ですが、冬ならではの透明度で生物も見つけやすくなります。
| 生物 | 主なポイント | 遭遇傾向 |
|---|---|---|
| マンタ | 池間島方面 | 低〜中 |
| ホシゾラワラエビ | 女王の部屋 | 高 |
| ネムリブカ | 中の島チャネル | 高 |
マンタは2月に向けて遭遇率が上がっていく時期です。海況次第では狙えない日もありますが、冬の宮古島らしい楽しみのひとつです。
海況の特徴
1月は北〜北東の風が多く、下地島方面を選びやすい月です。BIGHOLIDAYの2022〜2025年の実績でも、1月は下地島方面100%でした。
ただし、これは「どの日も必ず希望ポイントに行ける」という意味ではありません。寒冷前線の通過で出航できない日もあり、出航できても波、うねり、ゲストのスキルによって選べるポイントは変わります。
下地島方面だけでもポイント数は多く、魔王の宮殿、アントニオガウディ、マリンレイク、35ホール、ミニ通り池、中の島チャネルなど、海況に合わせた組み立てができます。1月はエリア選びよりも、下地島方面の中でどこを選ぶかが大事です。
ショップ選びで変わるポイント選択
10〜2月は、風向きや海況の影響で、多くのショップが下地島方面を選びやすい時期です。1月は特にその傾向が強く、エリアだけを見ると似た選択になりやすい月です。
ただし、同じ下地島方面でも、実際にどのポイントへ行くかはショップごとにかなり変わります。
地形をしっかり攻めるショップもあれば、経験本数や不安のあるゲストに合わせてやさしいポイントを中心に組むショップもあります。魔王の宮殿やアントニオガウディを狙いやすい月でも、その日の海況、チームのレベル、ショップの安全基準によって判断は変わります。
1月にショップを選ぶ時は、「営業しているか」だけでなく、「どんなレベルのゲストを対象にしているか」「下地島方面のポイント選択にどれくらい幅があるか」を見るのがおすすめです。
台風リスク
1月の台風リスクはかなり低い月です。台風シーズンから外れているため、台風を理由にダイビングが中止になる可能性は高くありません。
| 年 | 接近数 | 影響日数 |
|---|---|---|
| 2023 | 0 | 0 |
| 2024 | 0 | 0 |
| 2025 | 0 | 0 |
1月に注意すべきなのは台風よりも寒冷前線です。前線通過時は風と波が強くなり、出航中止になることがあります。
出航中止リスク
1月は寒冷前線の影響で、出航中止リスクが高めの月です。前線通過時は風が強く、波も高くなるため、無理に出航する月ではありません。
| 出航中止リスク | 中止日数の目安 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 中〜高 | 月5〜7日 | 寒冷前線 |
前線が宮古島を通過するタイミングでは、急に15m前後の風が吹き、波の高さが5mに達することもあります。前線が通過する日は中止になることが多く、前線通過後の2日目から潜れるようになるケースが多いです。
1月に魔王の宮殿やアントニオガウディを狙うなら、2〜3日のダイビング日を確保しておくと現実的です。
混雑度・予約の取りやすさ
1月は年間でもかなり空いている時期です。正月三が日を除けば、ダイバーの数は少なく、船上やポイントも落ち着きやすくなります。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 混雑度 | 年始以外はかなり空いている |
| 月内ピーク | 1月1日〜3日 |
| 注意点 | 冬季休業ショップが多い |
予約そのものは取りやすい時期ですが、冬季休業するショップも多いため、営業状況の確認は必須です。営業しているショップが見つかれば、少人数でじっくり潜れる可能性が高い月です。
航空券のシーズナリティ
1月は正月期間を外すと、航空券が比較的取りやすい時期です。年末年始のピークを過ぎると、旅費を抑えやすくなります。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| JAL/ANA | やや安い |
| 高くなりやすい期間 | 正月三が日 |
| 狙い目 | 1月4日以降 |
透明度が高く、混雑が少なく、航空券も落ち着きやすい。防寒と日程の余裕さえ作れれば、1月はかなりコスパの良い月です。
ガイド視点の補足
1月の宮古島は寒さ対策が必要です。水温22℃前後、北風、曇りの日が多く、ダイビング後の船上は装備が不足しているとかなり冷えます。
ただし、水中の透明度は年間でもかなり高い時期です。
透明度30m超のクリアな水で見る下地島の地形は、夏とは違う迫力があります。魔王の宮殿、マリンレイク、アントニオガウディのようなポイントは、冬の水だと奥行きがはっきり見えます。混雑も少なく、ポイントをじっくり味わいやすい月です。
冬季休業するショップが多いので、ショップ選びは大事です。営業していて、防寒装備を整えて、下地島方面のポイントをきちんと選べるショップで潜れれば、1月の宮古島はかなり良い選択になります。
よくある質問
Q1. 1月の宮古島はウェットスーツで潜れますか?
潜れます。水温は22℃前後なので、ロクハンや5mmウェットスーツ+フードベストで潜る方もいます。ただし寒がりの方は、スーツの厚みやフードベスト、ボートコートなどの防寒装備をしっかり準備した方が安心です。ドライスーツを自前で持っている方には、ドライスーツもおすすめです。
Q2. 1月は宮古島三大ポイントに行けますか?
海況が合えば、魔王の宮殿、アントニオガウディ、通り池などの下地島方面の地形ポイントを狙いやすい月です。ただし、寒冷前線やうねり、チームの経験本数によって行けるポイントは変わります。人気ポイント狙いなら、2〜3日のダイビング日を確保するのがおすすめです。
Q3. 1月に宮古島で潜れるショップは多いですか?
多くはありません。12〜2月は冬季休業するショップが多く、1月に営業しているショップは限られます。旅行前に営業状況、対象レベル、ポイント選びの傾向を確認しておくのがおすすめです。
Q4. 1月の宮古島ダイビングで見られる生物は?
マンタ、ホシゾラワラエビ、ネムリブカなどが狙えます。地形が主役になりやすい月ですが、冬の透明度が高いため、生物観察やワイド撮影もしやすい時期です。
Q5. 1月は初心者でも宮古島で潜れますか?
潜れますが、1月は水温、北風、船上の寒さ、出航中止リスクがある月です。初めて冬の宮古島で潜る場合は、無理に上級ポイントを狙わず、中の島チャネルなど潜りやすいポイントも含めて相談できるショップを選ぶのがおすすめです。
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