こんにちは。トッティです。リニューアルOPENお祭りムードもひと段落して平常運転平常営業を迎えていますBIGHOLIDAYです。
祭りの後は少し寂しいものですがまだまだ夏は終わりませんので気を抜かずこれからのゲストさまたちを迎えたいと思います!みなさん待ってますよー!!
9月の夏地形はクオリティが高い
日差しの強さは6月後半の梅雨明け〜9月いっぱいが一年で一番強く、これ以上ない光の入り込みが見れます。透明度が一年で一番良いのは10〜11月で今はBESTではないですがそれでも十分!!
魔王の宮殿、メインホールはこの時期は昼過ぎが良い。光が穴からまっすぐ降りてくるのはこの時間帯。9月は北風と南風が半分半分なので伊良部島方面か下地島方面かは確率1/2!アントニオガウディや魔王の宮殿に最高なコンディションで入るチャンスがあるのは9月ならでは。
後は当日来てからのお楽しみですね。
最も台風が来るとされている9月なのに台風が来ない
エルニーニョ現象の終わり年はこのパターンみたいで約20年前のエルニーニョ時も全く同じパターンだったようです。例年、グアム、サイパン、パラオの東辺りで発生する台風の卵(熱帯低気圧)は勢力を強めながら宮古島に向かってきます。
ところが今年は宮古島近海で熱帯低気圧がよく発生するので少し風が強まる程度でさほど影響がありません。つまり夏に浅場で温められた海水をリセットしてくれる台風が来ませんので、サンゴがダメージを受けているのです。
定点観察の経過報告
2016,08,24と2016,09,02、約一週間の変化です。
サンゴの色自体はこの一週間で抜けたな〜という印象は受けませんでしたが、目に見えた変化もありました。これが致命的。分かりますよね。
『茶色の藻』がずいぶん侵食してきました。藻が生えたサンゴはもう復活しません。さらにここぞとばかりに藻は勢力を拡大していき、やがてサンゴの全て覆い尽くします。
そして真っ白になった所から藻が生えると思い込んでいたのですが、それは違っていたようでむしろ色が抜けきっていない場所から藻が生え始めています。
藻にしてみれば、白い所はいつでもいけるので弱った所からいったるぜ!という感じなのかな。もう少し観察してみようと思います。
約20年前のエルニーニョを体験した先輩の印象では、同等くらいまでの被害まで進んでいるようです。
このポイントは一週間でこの進む具合なので、もって一ヶ月くらいといった所でしょうか。本当にその間、台風が来なかったとしたら、このサンゴ達ももうもたないかもしれないですね。
水温が下がり始める10月まで約1か月!!
生きるか死ぬかの一か月がもう始まっています。
感動的なラストが待っているのか、悲惨なラストが待っているのかは全く予想できない現在ですが、ゲストさま達としっかり見届けたい。
あと一か月は定点観察としてこのポイントに集中的に通いたいと思います。これから来島される予定の皆さんは是非写真のサンゴをじっくり見てイメージしておいてくださいね。
今年海洋生物界最大のドラマ終幕まであと一か月!
歴史の証人になる準備をお願いします。
ナイスホリデイ!ビッグホリデイ!
ではまた明日!