長い冬がお終わりを告げようとしている今日この頃。次は何の季節?そう。春です。 宮古島にはソメイヨシノはありません。ショップの庭に植えたいな。待てよ。ここでソメイヨシノって育つのかな。誰か教えて!?今日も妄想店主です。
宮古島のダイビングショップは100件ほどあるので、ゲストさまには「ダイビングショップ選びが大変!」と多々言われます。そりゃそうだ。『宮古島 ダイビング』と検索すると5ページくらいまでダイビングショップが ずら〜っと並んでいるのですから。そしてみなさんがダイビングショップを選ぶ時に考慮する点として少人数制かどうかが含まれることもあるかと思います。
今日は少人数制について考えてみようと思います。ダイビングショップ選びをされている方の手助けになりますように。
少人数制とは
定義はあってないようなもの
実はすごく曖昧です。業界的なルールが統一されていません。例えばPADIなどの指導団体で最大人数などは決められていますが少人数制については何もガイドラインはありません。その人が1チーム10名で少人数だと感じれば少人数になってしまう。宮古島であったり沖縄だったり地方ルールで少人数について決まりがあったりしても良いのではないかと思いますが、現状ではそれほど曖昧なものですね。
PADIのファンダイブガイドライン
ガイド1名に対してゲスト8名がMAXです。ここにアシストガイドが1名付くと数名さらに追加が可能です。少人数の定義は記載されていません。
なぜ少人数が期待されるのか
ゲストとガイドの物理的距離、精神的距離が近くなるからではないでしょうか。そこには安心感、信頼感、ダイビング内容の満足感、などが主な要因なのだと思います。初心者ならすぐ手を出してくれる距離にガイドがいれば何もなくとも安心ですし、写真を撮るダイバーなら被写体の順番待ちも少なくて済むので時間が十分にかけられる。時間、水深に制約があるレジャーだからこそなおゲストは少人数を求めるのだと思います。
少人数制のメリット・デメリット
メリットは総じて「楽しい!」が実現される確率が上がるという事!適度な人数で潜る事は必ず楽しさに繋がると考えています。以前パラオのとあるダイビングショップを利用したのですが、連休でゲストが多いにも関わらず私たち3名に一人のガイドがついてくれた時に「混み合っていてもこんなに楽しめるものなのか!」と自分の肌で感じた事でますますそう思うようになりました。
1.好みが色濃くなる
10名10色のリクエストや好み、それに対して4名4色のリクエストと好み。時間が無限にあれば話は別ですがダイビングは滞在できる水深と時間に限りがあるので1DIVE50分で上記のダイビングをこなすとしたら質が高い方は一目瞭然。極端な話、好みを1チームのゲストさまで50分を分け合うイメージになるので人数が少ないとガイドもあなたの好みに時間がかけられるようになります!
2.スペースが広い
これは特殊な環境の話なのですが宮古島のダイビングポイントは7〜8割が洞窟地形ポイントです。狭い洞窟もあれば10名入ってもまだまだ余裕!な広い洞窟もあります。
狭い洞窟となると限られたスペースを人数で分け合うことになります。広い洞窟なら大丈夫だと思うかもしれませんが、例えばアナタが写真が好きでカメラを持ったダイバーだとします。広い洞窟でネットで見たような迫力のある綺麗な写真が撮りたいとします。どうでしょうか。
いくら広い洞窟でもベストポジションはほんの数箇所です。そこが空いたとしても写真の画角内にダイバーがたくさん写り込んでしまっていたら。これはほんの一例ですが一人当たりのスペースを広く取るということはすごく大事なのです。
3.写真に時間がかけられる
ガイドが紹介した生物、それがとても魅力的ならじっくり見たいし、じっくり撮りたいですね。あなたは紹介されたものはゆっくり最後に楽しむタイプだと仮定します。
例えばコース取りの関係で5分しか時間をかけられない被写体がいたとします。(深い場所や深い場所に行く前などが理由で)5分300秒を9人で分けること、5分300秒を4人で分けること、両方を想像してみてください。そしてその被写体は地形ポイントのベストポジションに置き換えることもできます。気に入った写真が撮れたダイビングはまた格別です!
4.デメリットは無い
チーム人数は少ないに越した事はありません。サービスの究極を求めるならマンツーマンになるでしょう!純粋にダイビングを楽しむという事にフォーカスすると少人数によるデメリットはありません。
まとめ
少人数制については選ぶ個々のゲストさまにとってBESTが見つけにくいという事は少なからずあると思います。そして初心者の方には特にファンダイビングのシステムや現状を把握しにくいという問題点もあります。また地域毎で微妙にシステムなどが違うことも戸惑いの原因にもつながっていますよね。
せっかく高いお金と時間をかけて遠くの南の島まで遊びに行くのですから、ぜひアナタにマッチングしたダイビングショップ選びをしてください。そして楽しんでください!もちろんBIGHOLIDAYのコンセプトに共感していただいたならぜひ遊びに来てくださいね!
次の旅行が良いダイビング旅行になりますように。