マリンスポーツを楽しむ人にとって宮古ブルーと呼ばれる宮古島の海は、いつかは潜ってみたいと憧れる場所のひとつですが、初心者や子どもでも楽しめる、ほかでは見られないようなシュノーケリングポイントも多数存在しており、本格的に楽しみたい方も家族連れで楽しみたい方も満足できるのが特徴です。

今回は、そんな宮古島で子連れでも楽しめるシュノーケリングポイントをご紹介します。

 

 

■イムギャーマリンガーデン

イムギャーマリンガーデン

宮古島の南に位置する「イムギャーマリンガーデン」は入り組んだ地形からまるで天然のプールのようになっているのが特徴のビーチです。

地元では“囲まれた湧き水”という意味の「インギャー」と呼ばれており、入り江から地下水が湧いていることからその名が付いたと言われています。

そんな特殊な地形のおかげで海が穏やかなので、カクレクマノミなど海流の影響を受けやすい小さな魚が多く集まるため、子ども連れでもシュノーケリングを楽しめます。

イムギャーマリンガーデンは海の公園という公共の場のため、駐車場やトイレ、休憩所など設備が整っており、すべて無料で利用できますが、管理ビーチではないので監視員はおらず、パラソルやスノーケルといったマリングッズのレンタルなどもないので注意が必要です。

入り江を囲む岩山には遊歩道が整備されていて、続く岩山の頂上には360度の絶景が楽しめる展望台があるので休憩がてら散策してみてはいかがでしょうか?

 

 

■吉野海岸

 

宮古島の南東にある「吉野海岸」はビーチからすぐにサンゴ礁が広がる遠浅の海なのでシュノーケリングにはうってつけです。

全体的に水深が浅く、深いところでも2mほどしかないので一面のサンゴ礁に集まるカクレクマノミやルリスズメダイなどたくさんの熱帯魚や1mもあるようなカマスなどを間近で見ることができ、初心者や小さな子どもでも安全に楽しむことができます。

水深が浅いので、干潮時にはかなりのサンゴが海面に現れてきます。

フィンで蹴ってしまったり、うっかり踏んでしまったりするとサンゴが折れて死んでしまいますし、足もケガをしてしまうので干潮時は海に入らず休憩するなどしてのんびり過ごしましょう。

ビーチにはサンゴの欠片や貝がらが落ちているので、旅の記念に散策がてら集めてみてはいかがですか?

 

 

■下地島 中の島ビーチ

下地島 中の島ビーチ

宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋の開通によって訪れやすくなった下地島ですが、「中の島ビーチ」はサンゴ礁と多様な熱帯魚が生息するためダイビング・シュノーケリングともに人気のポイントです。

湾状に広がった地形のため、海が穏やかで初心者や子どもでも安心してシュノーケリングを楽しめます。

湾内の水深は最も深いところが3mほどで、透明度が高く群生サンゴやカクレクマノミやルリスズメダイ、ムスメモンガラなど100種類以上いるともいわれる魚たちに出会うことが可能です。

駐車場やトイレ、シャワーなどの施設が一切なく、日陰になるようなものもありません。

パラソルやテントの持参や帽子、サングラス、日焼け止めクリームなど、熱中症対策として各自で用意する必要があります。

ここは島の方もほとんど訪れることのない場所で、大きな岩や尖った岩なども多いのでライフジャケットやマリンシューズを着用し、安全には十分注意して遊びましょう。

 

 

今回は、宮古島で子連れでも楽しめるシュノーケリングポイントをご紹介しました。

宮古島にはボートで海に出なくてもビーチエントリーできるシュノーケリングポイントが多くあるので、初心者や子どもでも気軽に楽しめるため、リピーターが数多くいることで有名です。

せっかく宮古島に来たのならば子連れだからと諦めずに、家族みんなで宮古島の海を満喫しませんか?