こんにちは。宮古島の自撮り王子トッティです。久しぶりの自撮りシリーズは約50cmの大型オニカサゴ。こいつは正直強敵だった。場所が微妙で、しかもライトを照らしながらの作業。
そして近づくたびに猛毒を仕込んでいる背びれをフワッと立てて威嚇してくるイカツイやつに顔を近づけていく恐怖!しかも結構敏感な個体でビビリ。いきなりバビューン!と泳いだりもする。
じゃあ、なんのためにこんなことやってんだって??
全てはこのログ記事のくだりのために。これがプロ根性です。自撮り王子直伝の記事がありますのでチャレンジしてみたい方はぜひ参考にしてください。
よし。今日もつかみはOKだ。心置きなく本題に入ろう。
セノーテとは
セノーテ(西: cenote) は、中米ユカタン半島の低平な石灰岩地帯に見られる陥没穴に地下水が溜まった天然の井戸、泉のこと。約3500ヵ所存在する。
メキシコにあるこのダイビングポイント群は地形ダイビングでは文句なしに世界最高ランク。地下水は淡水で不純物が限りなくゼロに近いので透明度が100mあるとも言われている。
セノーテをもっと知りたい方は下記の記事が参考になりますのでご覧ください。
死ぬまでに行きたい世界の絶景“セノーテ”の超穴場・タージマハを潜ってみた!
ボクはまだ行ったことがないので写真や動画で見たイメージしかないのでなんとも言えないところなのですが、今日潜ったポイントでセノーテで潜られているお客さまが『これはセノーテだ!』と話していたので、
そうですか。それならば宮古島のセノーテとして紹介しましょう!と勝手に思ってこの記事を書いています。
宮古島セノーテの正体は『白鳥ドーム』
白鳥ドームは伊良部島の北側に位置するポイントで、シーズンは南風の吹く夏にポイントになる。宮古島の有名なポイントは全て下地島に集まっている。白鳥ドームはいわばマイナーなポイント。
ただマイナーだからといってポイントのクオリティが低いわけではない。マイナーでも実際には凄いダイビングポイントもたくさんある。
白鳥ドームは、まず名前が良くない。『はくちょう』なのか『しらとり』なのか。答えは『しらとり』だ。しらとり崎という岬の沖にあるからというだけのネーミングだ。今日から『セノーテドーム』に改名したいと思う。そしたらきっと人気大爆発。
このポイントは風向き的には夏ならいつでも潜れるのだが、実は条件があってその条件を満たさなければ潜ることが出来ない。
その条件とは『潮の干満』だ。
洞窟入り口手前がすごく浅くて、潮が引いている時にはこの浅瀬を越えることが出来ない。干満の差が激しい時には干上がるほどだ。思いっきり満ちている時でも1m〜1.5mほどの水深。
ざっくり言うと潜れる条件が揃うのは月に10日間ほどだ。さらに綺麗な光の角度を狙うとなるとさらに条件が限られる。
あとは晴れていることも条件のひとつ。これらがすべて満たされた時にのみに許される至福の時。今日は本当に綺麗だった。
水があるのかないのかわからなくなるくらい澄んでいる泉に光が射し込む。これがセノーテか。
水面は世界をとろけるように映し出し、ボクらが動けば波紋が広がり、射し込む光も呼応して揺らめく。あぁ、これはず〜っと見てられるやつだ。
そして水面から顔を出せばまた別世界が広がっている。
岩で覆われている泉だ。ブラボー。
光の下で立ってしまうと猛烈に濁ってしまうので、光を囲うように注意しながら影から眺める。こういう配慮も絶景ならではだ。
以上が宮古島のセノーテ『白鳥ドーム』の全貌。いかがだろうか。ワクワクしていただけただろうか。潜って見たくなっただろうか。
私たちBIGHOLIDAYでは、とにかくダイナミックな地形と綺麗な光が見られるダイビングポイントを中心にセレクトしている。コンディションが良い時の白鳥ドームはマストチョイス。
憧れのセノーテにはまだ手が届かなくとも、宮古島のセノーテなら届くかもしれない。一度は見て欲しい『地形の宮古島』の魅力のひとつだ。
憧れはすぐそこにある。
ではまた明日。