こんにちは。トッティです。ここ最近携帯電話の充電が思うように出来ず、もがき苦しんでたボクを見兼ねた嫁さんから機種変Goサインが出ましたので流行りに乗って乗り遅れて今更ながらiPhoneに変えたこの頃です。
最新機種です。でも変更して１週間でNEWモデルの発表を聞かされ、少し心がモヤモヤしている今日この頃。最近の流行り言葉は『Hey siri！』です。でも恥ずかしくて人前ではsiriを呼べません。
さあ、気を取り直して！
やっと海に平穏が戻ってきました。ランチを船上で食べるのが困難な日々が続いていましたが昨晩の無風が効いたようです！
地形だけでも素晴らしい。地形プラスだともっと素晴らしい。
宮古島の海の地形だけでもワールドクラスですが、それに何かプラスアルファがなされた時に全く違う世界が眼前に広がる。そんなスペシャルが時に起こります。
夏の風物詩『洞窟に居着く小魚たち』
初夏からいろんなポイントにスカシテンジクダイやウスモモテンジクダイ、キンメモドキなどの群れが隠れ家を求めて地形ポイントに集団でやってきます。
着きやすいポイント、着きにくいポイントはあれど、その年によって割とランダムな部分もあります。着いたポイントはその年の『当たり』で数多く通う事になります。
その光景たるや・・・
闇にうごめく龍の如し！！
特に写真のキンメモドキは集団の中にも規則性があり流れるように泳ぎ回るので他の小魚と比べてもインパクトでは一歩抜きん出ています。
好きだな〜この圧倒的スケール！時に小魚でも集まれば大物一匹よりはるかに迫力を醸し出してきます。これはさすがにゲストさま一同も釘付けでした。
しかしこの群れも秋口から各ポイント、どんどん減ってきます。その理由は大型の魚に毎日少しずつ食べられたり、居心地が悪くなってきてある日突然大移動。これがブリーフィングで大風呂敷を派手に引いてしまったガイド泣かせNo,1！秋が深まってくるとガイドのブリーフィングも守りに入り始めます。
BIGHOLIDAYのダイビングスタイルは『旬』が重要なテーマの一つとなっていますので、今秋はこのポイントを重点的に攻めさせてもらいますので是非リクエストしてくださいね！
写真のポイントは群れが一斉に動く瞬間を捉えること、そして背景に地形のブルーを入れること。大まかにこの２点がウィークポイントです。
ライティング方法やモード設定などコツが必要なシチュエーションです。ガチで撮りたい方は設定のアドバイスを致しますので写真担当トッティまで一声お掛け下さい。特にフォトコンテスト応募を考えている方は「宮古島らしいシチュエーション」ですので狙いすましていきましょう！入賞イケるぜーい！！！
エルニーニョ現象2016｜沖縄全域のサンゴは正念場
こちらも今がまさに旬な生命のドラマ、絶賛放映中です！今、サンゴが危機に瀕しています。
前回までのサンゴ達
・サンゴのダメージが依然深刻です
・エルニーニョ現象2016｜サンゴの危機をサンゴの危機を見届けよ
・【佐和田ラグーン】というサンゴポイント
台風１３号が宮古島で発生し、時化もしましたが本物の台風には遠く及ばない勢力。それで少しは効果があったのかと期待して入った佐和田ラグーン。中５日でのエントリーです。
サンゴ定点観察｜9/5と9/10
期待虚しく、藻の付き方は停滞するどころかむしろ進行スピードを速めてさえいるような状態でした。藻の範囲もさることながら藻の色の濃さに着目してみてください。
中５日でこの進行速度ですのでこのサンゴのタイムリミットはもうそう長くはないのかもしれない。現実をまざまざと見せつけられました。
藻の勢力拡大だけではなくて、サンゴの失色も変わらず進行しています。中途半端に抜け落ちていた色も完全に真っ白になっていたり。
もうこの現象は止まらないのか。
唯一の打開策として新たに発生した台風１４号も当初は勢力を強めて宮古島直撃の予報でしたが、今では台湾方面に大きく反れる模様。
全て悪い方向に転んでしまう。
そんな事はちっぽけな人間一人にも起こりますがもっと圧倒的に大規模な自然界の大きなくくりでも起こり得るという教訓なのかもしれない。
今後、藻の進行が進み続けるとしたら、儚く美しい白化サンゴがかなりの規模で藻に覆われたとしたら、ダイビングポイントとしてBIGHOLIDAYクオリティが保てなくなるとしたら、『佐和田ラグーン』のご案内は控えさせてもらう事になってしまいます。
おそらく後一ヶ月ももたないかもしれない。こんなに考えさせられる１DIVEは一人一人のダイビング人生でもそう無い事になるはず。ただただ、たくさん見て、たくさん撮る。
そのお手伝いを是非させてもらえたらなとBIGHOLIDAYスタッフ一同、想っています。
そう、今だからこそ。
ナイスホリデイ！ビッグホリデイ！
奇跡よ起これ！！
