今日は11月11日です。何の日かご存知でしょうか。ここ3年くらいはポッキーを食べた記憶がない船長兼ガイドのトッティです。帰りに買ってくればよかったなー
そこで何の日か調べてみた結果、
第一次世界大戦停戦記念日、介護の日、公共建築の日、電池の日、配線器具の日、宝石の日、麺の日、ピーナッツの日、チーズの日、サッカーの日、靴下の日。あとポッキーの日。あとチンアナゴの日!
麺とか靴下、ポッキーが有りなら、マッチの日とかボールペンの日とか、シュノーケルの日とかタンクの日とか、もう言ったもん勝ち状態の11月11日。麺業界と靴下業界もポッキーに負けじとCMで応戦するべし!ダイビング業界も頑張ろう!!
地形ポイントに『アカマツカサ』あり
地形ポイントの多い宮古島でダイビングをすると必ずと言っていいほど出会う魚で、砂地ポイント以外ではまず間違いなくいる魚です。当たり前に居るけれど、ライトで照らすと暗がりに赤が映える無くてはならないいぶし銀。赤だけど。
またケーブの途中のちょうど良い場所に群れで陣取っているんですよ。でもおそらくアカマツカサは居心地の良い場所に集まっているだけで群れているわけではないのかもしれません。
なぜなら群れ特有の協調性が無く、バラバラに泳いでるし、バラバラに逃げていく。単体でも居ます。本当のところはどうなんだろう。
そんな暗がりでのんきにしているアカマツカサなのですが・・・
生きるために食う。アカマツカサだってやるときゃやる
水中世界は残酷なまでに弱肉強食。アカマツカサだって食わなきゃ生きてられない。でも普段は暗がりで浮遊しているだけで捕食しているのはあんまり見たことないかも。
ご察しの通り、写真のキンメモドキ数千の群れがアカマツカサのターゲット。アカマツカサは年中いつもそこに居ますが、キンメモドキの方は夏頃に棲み家を求めて洞窟に大群で引っ越してきます。
アカマツカサとしては『Yes!Welcom!!』という感じでしょうか。当面の食料が、しかも大漁に我が家に転がり込んでくるのですから。
しかも食えども食えども、群れは引っ越さずに居続ける。こんなラッキーは数年に一度!
反対に、キンメモドキは天敵がいるのを承知でここに居続けます。リスクを覚悟でこの場所を選ぶ。なぜなら日々食べられ続けても、集団引っ越し強行には出ないのだから。
ある日突然、集団引っ越しをする群れもありますが、この群れは『ここでなんとかやっていくぜ!!』と決意でもしているかのように、通えど通えど数こそ減らしながらですが、まだ居ます。
上の写真は9月11日。それから日々食われ続けて現在は、
キンメモドキはもう全滅寸前!!
数が多かった頃は減ってもあまり変化を感じませんでしたが、群れが小さくなればなるほど『こんなに減った!?』と感じるもので、一昨日このポイントを訪れた時には写真の3倍くらいは居ました。明日行ったらもう居ないかも。
写真は捕食タイムの一コマで、群れの中を突っ切ったりグルグル回ったりして狙いを定めているところ。行くときは『これがあのアカマツカサか!!!』と思うくらいの超速でアタックしています。
頑張れアカマツカサ!
ボクらがレーザービームの写真を撮っている傍らや、キンメモドキを見ている傍ら、魔王の宮殿で壮大な景色を見ている傍らにいつも主張少なくいるアカマツカサ。
食ってばかりじゃなく、カスミアジなんかに食われているシーンもたまに見かけます。
ライトで照らさないと赤くないし、地味だけど、
アカマツカサ好きなんです!!とかあんまり聞いたことないけど、でもボクは結構好きなんです。
いつもバラバラな方向を向いてて写真映えもしないけど、いつかアカマツカサの群れの壮大なBESTショットを写真に収めたいと思っています。
『地形の宮古島』の代表的な魚はアカマツカサ。よし、明日からアカマツカサ推しで行こう。
明日も逢えますアカマツカサ。
ナイスホリデイ!ビッグホリデイ!
アカマツカサって美味しいのかな
ではまた明日!