べた凪

今年の夏は特に水面がベタ凪な日が多く、7月中は最高なダイビング日和が続いていました。

続いていました??

そう。7月末の台風9号の影響で、ベタ凪な海は一旦終了して激しい海況との戦いを繰り広げていた月末となりました。台風9号の影響冷めやらぬうちに台風5号が近海を通って行ったので、7月とは一転、なかなか厳しい海況の8月を送っています。

なんでも7月の台風発生数としては過去最多タイの8個だそうですが、宮古島に接近してきたのは月末の8号のみで、そんな実感は全くありませんし、30℃もある高水温が緩和される事はありませんでした。今年もサンゴが心配です。

20年に一度のサンゴ大白化現象の結末|エルニーニョ現象2016

まさかのエルニーニョ現象カムバック??沖縄のサンゴ、どうなっちゃうの!?こんにちは。ナツバーテ現象店主のトッティです。船上ランチは小盛りでお願いします。

私たちの試み|学生ダイバーインターンシップ研修制度

それは一本の電話から全てが始まりました。『本校の学生が御社でのインターンシップを希望していまして、受け入れは可能でしょうか?』というもので、学校の先生からお電話を頂きました。

え?

スポーツマンシップ?フレンドシップ!?サロンパス湿布!!?インターンシップです。先方に内容を確認したところ、具体的な内容としましては、

  1. 期間は夏休みを利用した数週間〜1ヶ月間
  2. お給料はなし
  3. 住む場所は受け入れ先が用意
  4. 休みは週に1〜2回

ふむふむ、え?そんな感じでいいんすか!?OK でーす!HOLIDAY男子寮も空きが有るし受け入れ大歓迎でーす!!!という感じでポンポンと事が進んで、実はもうすでにBIGHOLIDAYとBIGHOLIDAY-TRIPで活躍しています。

インターンシップ学生ダイバー①|なるき|沖縄県出身

インターンシップ生:なるき

カッコいい❤️と胸キュンしたあなた!なるきは現在彼女募集中だそうです。ヨット部で鍛えた身体で漁師見習いもやっている伊達男は沖縄のダイビング専門学校2年生。

海やボート上での身のこなしはさすがにサマになっていて、もうこのまま即戦力として就職してもらいたいくらいです。でも実は野菜が苦手とか言ってるお子ちゃまでもありますが、ランチは残さず食べています。

インターンシップ学生ダイバー②|とんとん|福岡県出身

インターンシップ生:とんとん

可愛い〜❤️と胸キュンしたあなた!とんとんも同じく現在彼女募集中だそうです。母性をくすぐるタイプですね。モスバーガーで働いていた経験を生かしてモスの最新おすすめメニューを宣伝してくれます。

とにかく話が上手で愛嬌もたっぷり!その上、ホスピタリティも溢れんばかり。ボートに乗っているゲストさま全員をもれなく笑わせてくれる逸材。どうやったらそんなに盛り上げられるんだ!と店主も羨むムードメーカー。このまま就職してくれないかな。

インターンシップ生の受け入れに当たって私たちが設定したポリシー

BIGHOLIDAY史上、初めての試みだったので受け入れるに当たって、一緒に働くに当たって、仕事を教えるに当たって、自分たちが彼らに接するに当たって何かで迷った時に、立ち戻れるポリシーとして設定した心構え。それは・・・

新入社員だと思って全力で接する事

マッキー&なるき

数週間だからといって出し惜しみや教え惜しみをする事なく、私たちが知っている事や学んだ経験、大事にしているダイビングショップとしてのポリシー、そしてBIGHOLIDAYイズムを期間と進捗状況に応じて全力で伝えよう。

というもので、受け入れ前夜にSTAFFミーティングで話し合って取り組む事にしました。

ポリシーの先にある三つのゴールとは

  • ダイビングショップという業種の”やりがい”を感じてもらいたい
  • ダイビングインストラクターという職業に憧れてもらいたい
  • チーム全員で一つの目標を達成する喜びを知っていもらいたい

研修期間が終わった時点で2人が『上記の3ゴールをどれくらい感じてくれるか=迎え入れる側のボク達の取り組みに対する評価』となります。

新入社員だと思って全力で接しなければ、3ゴールなんてこれっぽっちも感じてくれないでしょう。そらそうですよ。疎外感なんて感じてたらモチベーションだって上がりませんよね。

だから全力です。

私たちが学生ダイバーインターンシップ研修制度を取り入れた理由

もちろんメリット無しには導入しません。BIGHOLIDAYにとっても大いにメリットがあると確信したので受け入れる事にしました。

夏季ハイシーズンの”戦力”

猫の手も犬の手も借りたいくらいの時期ですから、お手伝いをしてくれる人は多いに越した事はないのです。ただ在籍期間と保持しているライセンスが限られているので出来る事は限られますが、大いに活躍出来るシチュエーションはあります。

器材洗いや翌日の準備、セッティング&タンクチェンジ、お客様の船上ケア、ランチの準備、ボート運行に係るロープワークやその他すべての事、洗車、などなどたくさんあります。

BIGHOLIDAYではこれらを『雑用』と位置付けていません。なぜならどれをとっても大切な事だから。

器材準備

・チーム全員で一つの目標を達成する喜びを知っていもらいたい

【今日遊びに来てくださったお客様に最大限、楽しんでもらう事】はもちろんひとつの目標であって、一日一日が勝負。そして私たちの想う”ダイビング”とは、海に潜っている時間だけではなく、予約やお問い合わせを頂いた時から始まり、最後にお見送りするまでが”ダイビング”であります。

ダイビングインターンシップ

スタッフ全員で分担して、そして協力して作り上げる一日。その中での研修生の仕事は、どれを取っても欠かせない責任ある大事なもの。大事じゃない仕事なんてひとつもない。チームプレイってそういうものですよね。

雑用だなんて思わずに全力で取り組んでもらいたい。それこそが私たちが期待する”戦力”です。

インターンシップ生は私たち現スタッフの”パワーアップの起爆剤”

私たち現スタッフはいつでも研修生に見られていて、見本にされます。背中をいつも見られているワケです。これって見られていない時とは大違いで背筋が伸びるものですよね。

例えば、失敗する事って恥ずかしい事??

いえいえ違います。一番恥ずかしい事は、『失敗する事ではなく、失敗した事を改善する努力をしない事』ではないでしょうか。誰にだって失敗はあって、そこからどうするかが実は一番の分かれ道。なおさら新しい事に挑戦したり、難易度の高い事に挑戦すれば多くの失敗が待ち受けています。

『失敗した事を素直に受け入れ、次に繋げる』

これこそが一番カッコいい背中。そういう姿勢も見せなきゃいけないし、本当の意味で”ダサい姿”は見せられない。教えるという事は、同時に自分の行動も見直すきっかけにもなりますし、正確にアウトプットできないという事は教える以前に自分ですらモノにできていないという証。

私たち自身、基本から見直す良いきっかけをインターンシップ生が作ってくれるワケです。それこそが”パワーアップの起爆剤”の正体。彼らのおかげで私たちも日々成長しています。

学生ダイバーのみなさま、並びにダイビング専門学校の先生へ

私たちは引き続き、夏季限定インターンシップ制度にチャレンジしてくれる方を募集しています。9月もすでに1名のインターンが決まっていますが、あと1名分の空きがあります。

そして可能であれば毎年続けて行きたいとも思っています。

ダイビング研修生

時に厳しく、時に楽しく。私たちBIGHOLIDAYは、限られた期間の中で最大限の成長を望む”あなた”をお待ちしています!