ダイビングをする際に、水が中に入ってこないようにするためのドライスーツを着用する人も多いです。
ドライスーツは、手首や首の部分が伸縮性と密着性が高い素材になっていて、足首の部分はスーツ本体と一体化しているため、水の侵入を完全に防ぐことができます。
今回は、ダイビングに必要なアイテムの1つであるドライスーツを着るメリットや選び方、保管方法についてご紹介しましょう。
■ドライスーツを着るメリット
ドライスーツを着るメリットには、完全に濡れない、保温や防寒の役割を持つ、疲れにくくなるといったものが挙げられます。
最大のメリットは、防水性に優れているので、体を濡らすことなく快適にダイビングを楽しめるのです。
また、多くのドライスーツはインナーで体温を調節できるため、季節を問わず活用できます。
暑い夏はもちろん、水温が低くなりがちな春先や秋冬もダイビングを思う存分に楽しめます。
インターバル中は体が冷えがちですが、保温性があるのでドライスーツを着ていればその心配もありません。
さらに、体力の消耗を抑えてくれる効果も期待できるため、アフターダイブも快適に楽しめます。
色々なメリットを持つドライスーツは、特に寒い地域でダイビングを楽しみたいと考えている人にとっては、特に重宝するアイテムです。
しかし、沖縄も冬は海水が夏に比べて下がるので、ドライスーツは大いに役立ちます。
自分の体型に合うドライスーツをオーダーメイドで作れば、より効果を感じやすくなります。
動きやすさにも影響を与えるので、オーダーメイドでの購入がおすすめです。
ただし、ウェットスーツと比べると重さが1.5倍~2倍になるため、水中でからだを動かしにくくなるというデメリットがあることを覚えておきましょう。
ドライスーツの特性を理解し、技術を身につければ快適なダイビングを楽しめるようになります。
■ドライスーツの種類や選び方
2011ドライスーツには、ネオプレーンスーツとシェルスーツという2種類があります。
ネオプレーンスーツは、ウェットスーツと同じ生地を使ったもので、保温性が高い裏起毛タイプのものもあります。
シェルスーツは、ナイロンやポリエステルなどの繊維質でできた布の両面にゴムなどの防水性が高い生地を張り合わせたものです。
シェルスーツの方が耐久性や強度に優れていて、コンパクトなので持ち運びも便利です。
アグレッシブにダイビングを楽しみたい人は耐久性に優れたもの、水中でも陸上でもかっこいいと思われたい人はデザインを重視したものがおすすめです。
女性ダイバー向けに、かわいらしいデザインで保温性に優れたドライスーツもあります。
また、様々なダイビングスタイルを楽しみたいという人の場合は、軽量で丈夫なドライシェルスーツを選ぶと良いでしょう。
■ドライスーツの保管方法
ドライスーツは、正しい保管方法で保管しなければ、効果を発揮しなくなってしまう可能性があります。
ドライスーツを保管する際には、ドライスーツ専用のハンガーに掛けるようにしましょう。
ドライスーツ専用のハンガーを使うことによって、首周りのしわができにくくなり、型崩れを防げます。
専用のハンガーであれば、肩幅のサイズを調整して使えるため、長く使用できるというメリットもあります。
普通のハンガーを使ってしまうと、首周りのしわができやすくなってしまいます。
しわができてしまうと、浸水の原因になってしまうだけではなく、生地を傷めやすくなるので普通のハンガーは使わないようにしましょう。
ドライスーツは、快適にダイビングを楽しむために役立つアイテムです。
ウェットスーツでももちろん楽しめますが、寒い時期にダイビングをする機会が多い人は保温性と防寒性の高いドライスーツを着た方がより楽しめるでしょう。
まだドライスーツを持っていない人は、ぜひ購入を検討してみてください。