ダイビングでは、ダイバーコンピューターを身につけて潜水するのが一般的です。

そもそもダイバーコンピューターとは何か、なぜダイビングで必須なのか知らない方は少なくないでしょう。

また、購入経験のない人は、どのような製品を選べばいいのか悩む方は多いはずです。

そこで今回は、ダイバーコンピューターの特徴や必要性、そして選ぶ時のポイントをまとめたのでご紹介していきます。

 

 

■ダイブコンピューターの特徴

ダイブコンピューター

ダイブコンピューターとは、ダイビング中の水深・浸水時間・水温・最大水深などを自動で計測し、リアルタイムで表示してくれるダイビングアイテムです。

今、潜っている時の状況をデータとして表示し記録するだけではなく、ダイバーの安全を守るためにも装着は欠かせません。

最近は、ダイブコンピューターなしではエントリーできないショップもあるので、ダイバーなら所持を推奨されており、貸し借りも基本的に禁止です。

ダイブコンピューターには、ウォッチタイプやレギュレーター(自動空気調節器)に装着するコンソール型・トランスミッターといったタイプがあります。

 

 

 

■ダイブコンピューターは安全なダイビング計画が立てられる

ダイビング 計画

ダイブコンピューターを装着が必要な理由は、安全なダイビング計画を立てながら潜水していくためです。

ダイニングは水圧により潜水中は体が軽く負担はかかりにくいものの、長時間の潜水や深いところまで潜りこんでしまうと事故のリスクなど危険性を高めてしまいます。

ダイバーなら特に気を付けたいのは、減圧症です。

減圧症とは、長い時間水深の深い場所にいると体内の窒素の排出が滞り、気体化した窒素が神経や血管を圧迫することで様々な不調を起こす疾患です。

具体的には、関節の痛みや体のしびれ、だるさなどがあります。

治療で完治できるものの、最悪の事態では死亡するケースも珍しくありません。

ダイブコンピューターには、無減圧潜水時間(NDL)を表示してくれる機能があります。

これは、無減圧潜水が可能な時間を計算してくれる機能なので、ダイビング中は常に確認しながら減圧症のリスクを軽減して潜水が可能です。

楽しいダイビングで体に大きな負担をかけないためにも、ダイブコンピューターはダイバーに必須のアイテムになります。

 

 

■ダイブコンピューターの選び方

 

・多様な機能が付いている

最新のダイブコンピューターでは、多様な機能が搭載されています。

ただし、人によって必要となる機能は違うので、ただ機能が多いだけでは使い勝手が悪くなってしまいます。

どのような機能が付いているか確認した上で、自分に合ったものを選びましょう。

優先したい機能は、警告音がなるシステムや潜水モードへの移行や安全停止時間が自動的に行われること、電池の持ちが良い、混合ガスでも使えるなどです。

 

・操作や画面がシンプルで分かりやすく見やすい

ボタンが押しにくい、画面が見にくいのも使い勝手に影響します。

複雑な操作が不要で、表示も分かりやすいシンプルなものを選ぶと良いでしょう。

 

・素材にも注目する

ダイブコンピューターはチタンや樹脂、ステンレスといった素材が使われています。

付帯する機能にもよりますが、素材も価格面に影響を与えています。

チタンの場合、錆に強く頑丈なので安心して使える分、価格は高めです。

高機能なものでは20万円を超えるので、高いものに手を出しづらいという方は樹脂やステンレス素材のものでも十分でしょう。

色々と試してみて、最終的に自分に合ったものを選ぶのも一つの手段です。

 

 

ダイブコンピューターは、潜水状況をデータに残すと同時にダイバーの安全を守るためのアイテムです。

安全にダイビングをするためにも、命綱として欠かさず装着しましょう。

ダイビンググッズを扱うメーカーから色々な製品が登場しており、機能性や素材などはそれぞれ異なります。

ご紹介したポイントを参考にしたり、またショップの店員に機能を聞いたりして自分に合ったものを選んでみてください。

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