ダイビング初心者がライセンスを取得する場合、オープンウォーターダイバーが入り口になります。

ダイビングを楽しむために知っておきたい基本を学べるため、まずはオープンウォーターダイバーのライセンス取得を目指してみましょう。

今回は、ダイビング初心者が取得しておきたいオープンウォーターダイバーを取得するために行われる講習内容や参加条件についてご紹介します。

 

 

■オープンウォーターダイバーの講習

ダイビング

オープンウォーターダイバーを取得するためには、学科講習、プール講習、海洋実習をクリアする必要があります。

日本では4日間の日程で受講するのが一般的です。

まずは、それぞれの講習でどのようなことを学ぶのか見ていきましょう。

 

・学科講習

学科講習は、海の世界で安全に楽しめるような知識を身に付けます。

PADIのオープンウォーターダイバーの講習の場合は、オープン・ウォーター・ダイバー・マニュアルという教科書やDVDで自主学習を行ってから、学科講習を受けるという方法が通常の流れです。

ダイビング器材の使い方や手入れの仕方、水中の安全ルール、ダイビング中に使われるハンド・シグナルなど、基本的な知識を学べるのが学科講習となっています。

学科講習の最後に、ファイナル・エグザムという筆記試験を受け、75%以上の正答率があれば合格です。

 

・プール講習

プール講習は、海へ行く前に水中でダイビング器材の使い方やスキルを練習します。

体験ダイビングをしたことない人の場合は、この時に初めて海の中で呼吸をするという体験ができるため、楽しみながら講習を受けられるでしょう。

体験ダイビングの場合は短い時間の中でプログラムを進めていきますが、プール講習の場合は自分のペースに合わせて練習できます。

そのため、しっかりとスキルを身に付けた状態で海に入ることができるのです。

プール講習は基本的に1日で終わりますが、自信がない場合は何度でも受講可能です。

 

・海洋実習

海洋実習は、プール講習で身に付けたスキルを海で実践してみます。

1日2ダイブを2日間行うことが多く、プール講習では見ることができなかったような魚に出会えるため、さらに楽しく感じるでしょう。

海洋実習が終わるとダイバーとして認定され、ダイビングライセンスを手に入れることができます。

 

 

■オープンウォーターダイバーの講習日程

 

オープンウォーターダイバーを取得するために必要な学科講習、プール講習、海洋実習は、連続して受講しなくても問題ありません。

無理に連続で受講すると体力的にも厳しくなってしまう可能性があるため、1ヶ月程度かけて取得できるような日程を組むことをおすすめします。

ダイビングスクールによっても講習の日程は変わってきますが、週末を活用して取得する人もいます。

そのため、自分の休みに合わせた講習日程を組むことで、効率良くライセンスを取得できるでしょう。

ただし、ダイビングスクールによって講習の開催時期や日程が限定されている場合もあるためスクール選びも重要になります。

 

 

■オープンウォーターダイバーを取得するメリット

ダイビング メリット

ダイビングは、体験だけでも十分楽しめます。

しかし、国際的なライセンスでもあるオープンウォーターダイバーを取得することで、海外でもダイビングを自由に楽しめるようになります。

また、ダイビングのライセンスには有効期限が定められていないため、一生ものの資格になるという点も大きなメリットだと言えるでしょう。

オープンウォーターダイバーであれば取得後の更新も必要がないため、手続きも面倒ではありません。

 

 

オープンウォーターダイバーを持っていると、体験ダイビングよりも自由に海の世界を楽しめます。

これからダイビングを極めていきたいと考えているのであれば、ぜひダイビング初心者に最適なオープンウォーターダイバーの取得を目指してみてください。