ダイビングの楽しみの1つと言えば、フィッシュウォッチングではないでしょうか?
海の世界で自由に泳ぎ回る姿は魅力的で、またそんな魚たちと一緒に泳ぐことも可能です。
同じ沖縄でも、エリアによって見られる海水魚の種類はやや異なります。
一体、どのような魚と出会えるのでしょうか?
今回は、宮古島で見られる魚の種類をご紹介します。
■宮古島で見られる定番の魚
まずは宮古島で見られる定番の魚の種類からご紹介します。
・クマノミ
イソギンチャクを住みかとするクマノミは世間ではカクレクマノミが有名です。
しかし、宮古島ではハマクマノミやクマノミの方が出会える確率は高いと言えます。
国内では6種のクマノミの仲間が生息し、宮古島では全ての種類に出会うことが可能です。
・チョウチョウウオ
スズキ科に属するチョウチョウウオは、まるで蝶のようにひらひらと泳ぐ姿が特徴です。
目を惹いてしまうほどに鮮やかな黄色のボディに、目の周辺・ヒレの縁に白や黒の模様が入っています。
チョウチョウウオには、トゲチョウチョウウオやフウライチョウチョウウオなど約20種類の仲間が存在し、宮古島ではそのほとんどを目撃できます。
・スズメダイ
スズメダイは、沖縄の海全域で目撃できる魚です。
中でもきれいなコバルトブルーの体をしたルリスズメダイは、まるで宝石のようにキラキラと輝かせながら泳ぐ姿が見られます。
ルリスズメダイは宮古島で必ず出会えるので、スキルがあれば水中撮影を楽しんでみましょう。
この他にも、ウツボやハコフグ、モンツキカエルウオなども比較的に目撃しやすい魚です。
■運が良ければ見られる魚
宮古島では、運が良ければ出会えるレアな魚も豊富です。
・シマハギの群れ
シマハギ自体は宮古島でよく見かけますが、シマハギの大群は満潮時の一部のポイントでしか見られません。
ガイド付きでもなかなか見られないと言われるので、魚群も目撃できたら非常に貴重な瞬間です。
・アジ
コバンアジやカスミアジなどは日本国内では良く見る魚ですが、宮古島では易々と出会えるものではありません。
特にカスミアジは潮が満ちてきた時に目撃しやすく、それ以外はタイミングを見逃すと遭遇が難しいと言われています。
・カサゴ
トゲトゲとした姿が特徴的なカサゴは、昼間のダイビングでは目撃が少ないです。
しかし、夜になると活発になるので、ナイトダイビングで目撃できるでしょう。
ただし、カサゴの棘は毒性を含むので、ナイトダイビングを楽しむ際は刺されないように注意してください。
ポイント全域でよく見られる種類は、オニダルマオコゼです。
オニダルマオコゼの毒針は、足を貫通できるほどの硬さなので近付きすぎないようにしてください。
・カジキ
宮古島ではカジキを目撃できる場合もあります。
ダイビング中の遭遇はレア中のレアと言われているので、ぜひ探してみてください。
カジキは大型で、鋭い吻を持ちます。
性格も獰猛さがあるので、近寄らずに遠くから観察しましょう。
・マンタ
マンタの正式名称はオニイトマキエイで、美ら海水族館でも飼育されています。
ダイビング中の遭遇は難しいものの、運が良ければ食事の最中の姿を間近で見られるかもしれません。
マンタのしっぽには毒針があるため、触らないようにしましょう。
■魚以外の海洋生物
宮古島では魚以外にも、次のような海洋生物にも出会えます。
・クジラ
・ウミヘビ
・ウミガメ
・ナマコ
・サンゴ
・イソギンチャク
ナマコやサンゴは浅瀬でも出会えるので気軽に見られます。
一方、クジラやウミヘビなどはレアの海洋生物なので、目撃できればラッキーです。
この他にもエビやカニ、イカ、貝などの定番の生き物から、海綿と呼ばれるスポンジに似た変わった生き物も見られます。
亜熱帯地方だからこそ出会える魚が、宮古島には多数存在しています。
ダイビング中に宮古島の魚を見たい時は、ガイドに海の生き物を見たいことを伝えてみましょう。
ガイドがおすすめする魚と出会えるポイントまで誘導してくれるので、色々な魚に出会えます。
フィッシュウォッチングをしたい方は、たくさんの生き物に出会える宮古島でダイビングを楽しみましょう。