ダイビングをするためには、Cカードと呼ばれる資格が必要です。

このライセンスを取得するための指導団体は数多くあり、どこの指導団体を選ぶかによって講習内容はやや異なります。

また、国内から海外まで使えるCカードもあるので団体選び方は大切です。

そこで今回は、ダイビングライセンスを取得できる指導団体についてご紹介します。

世界水準の指導団体を中心に選んだので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

■指導団体ごとCカードの使用範囲、講習内容は異なる

ダイビングライセンス

ダイビングライセンスを発行する指導団体は、国内だけでも30以上あります。

ダイビングライセンスは、通常「Cカード」と呼ばれており、海に潜るためには必須の証明カードです。

Cカード協議会に所属する団体であれば認定水準こそ近いのですが、講習内容は団体ごとに異なります。

Cカードは信頼性や知名度が高い指導団体であれば、国内・海外問わず使えるところが多いので、これからカードを取得する予定の方はメジャーな団体で受講するといいでしょう。

次の項目からは、主な指導団体についてご紹介します。

 

 

■PADI

 

PADIは、世界ナンバーワンシェアを誇るダイビング機関です。

アメリカに本社を持ち、日本にもエリアオフィスがあります。

Cカードの発行枚数は2,000万枚以上で、世界には約13万5000人のメンバーがいます。

海外での認知度も高く、世界中で使えるため、迷った時はこちらを選んでおくと間違いないでしょう。

優れた講習内容からISOにも認定されているなど、国際水準の指導団体と言えます。

 

 

■NAUI

ダイビングライセンス

NAUIは、世界初のスキューバダイビング指導員組織が発足したのをきっかけに設立された団体です。

およそ50年に及ぶ歴史があり、世界100カ国以上に拠点を構えています。

指導者はアメリカを中心に、日本、ヨーロッパ、中東、南アフリカなど世界中に存在します。

日本ではPADIの次に加盟店が多いとされ、社会的認知度も高い指導団体です。

NAUIの講習は、年齢や体格など個々に合った内容で行われるため、自分に合った方法でテクニックを習得できます。

体力に自信のない方やダイビング初心者の方でも、安心して通える団体と言えるでしょう。

 

 

■SSI

 

SSIは、世界レベルのダイバー養成機関であり、国内・海外で通用する資格を取得可能です。

加盟店は世界に2,400店以上あり、100を超える地域でのダイビングに対応しています。

革新的な方法で教育を施す団体は、最新のプログラムや教材を導入し、他団体とは一線を画す、質の高いメニューが魅力です。

「ダイビングは経験を積むごとに習慣となり、それによりダイビングに快適さが増す」という価値観から、ライセンス発行では経験が大事と考えています。

品質の高い講習を求める方におすすめの指導団体と言えます。

 

 

■BSAC

 

BSACはイギリスで創設された指導団体で、半世紀以上の長い歴史を有します。

ダイビングの安全性を追求し、海の環境保護活動にも取り組んでいるのが特徴です。

海中という大きなリスクを抱えたダイビングだからこそ、水中活動での正しい知識を持ち、安全な計画を各ダイバーが立案できることに力を注いでいます。

日本での講習内容は、日本向きのプログラムで構築されており、基礎から応用までしっかりと学べます。

 

 

■CMAS

 

CMASは水中活動の普及を図る組織であり、CMASとは「世界水中連盟」の略称です。

ダイビングだけでなく、水中科学や水中設備など、水に関わる幅広いジャンルで活動しています。

CMASには世界118ヶ国が加盟し、教育に精通していることから過去にUNESCOと「科学ダイバーマニュアル」を完成させた実績もありました。

既存のライセンス取得コースだけでなく、興味のある内容を重点的に学べるなど教育面が充実した団体です。

 

 

今回は、ダイビングライセンスを発行する指導団体の中でもメジャーな団体についてご紹介しました。

他にも指導団体はいくつもありますが、国内だけでなく海外でのダイビングも希望するのであれば、国際的に知名度の高い団体をおすすめします。