綺麗な海を自由に泳げるダイビングは、観光地で手軽にできるアクティビティとして人気があります。
初心者向けのダイビングツアーも豊富にあり、インストラクターが付いているので安心です。
しかし、海は自然なので何が起きるか分からず、必ずしも安全とは言い切れません。
安全な状態でこそ十分にダイビングを満喫できるので、安全確認は重要なポイントです。
そこで、今回はより安全にダイビングを楽しみたい時に知っておきたい、プレダイブセーフティチェックについてご紹介します。
■ダイビングにおけるバディとは?
プレダイブセーフティチェックはバディと一緒に行うものですが、まずはバディについて解説していきましょう。
・バディは一緒に泳ぐパートナー
ダイビングの経験が豊富な方の場合は自分でしっかり安全確認できるので、1人で楽しむ場合もあります。
しかし、初心者のように何に注意したらいいのか分からない時には、一緒に泳ぐ人がいた方が安心です。
そんな時に一緒に泳いでくれるのがバディで、初心者向けコースではインストラクターがバディになることも多いでしょう。
バディがいれば何か困ったことがあっても心配なく、楽しくダイビングを満喫できます。
初心者でなくても友達をバディとして一緒に泳げば、美しい景色を共有できてさらに楽しめるでしょう。
・バディは助け合える存在
一緒にいて安心・楽しいだけでなく、バディは助け合える存在としても重要です。
海の中でトラブルがあった時に助けたり、背負っている空気タンクの状態を確認したりします。
1人では時間がかかることや難しいことでも、バディと一緒であれば問題ありません。
さらに、海の中以外でも陸で準備をしている時にもバディの手を借りるとスムーズです。
■プレダイブセーフティチェックって何?
バディと一緒にダイビングを楽しむ前には、お互いの身に着けている装置をチェックします。
これをプレダイブセーフティチェックと呼び、ダイビング前に必ず行うことで安全性を確保します。
シュノーケリングのように浅瀬でのアクティビティと違い、ダイビングは深い所まで潜って楽しむものです。
深い所で快適に海を楽しむためには、様々な種類の機材を身に着けて万全な状態にする必要があります。
たくさんの種類があるので、うっかり機材を付け忘れてしまったり固定が甘かったりすることもあるでしょう。
自分でチェックすることはもちろん、プレダイブセーフティチェックで再度チェックすればより安全になるのです。
■チェックする手順
最後に、プレダイブセーフティチェックの手順を詳しく解説していきましょう。
・BCDの動作、接続確認
BCDはダイビングに不可欠な機材であり、浮力補償装置のことを指す言葉です。
タンクの固定やホースの接続などを確認し、しっかり動作するかをチェックします。
・ウェイトの重さ、装着確認
ダイビングは深い所まで潜るので、浮かないように適度なウェイトを装着する必要があります。
ウェイトの重さ調整をチェックし、万が一何かあった時にすぐ外せるかも確認しておきましょう。
・ホース類の装着確認
いろいろな機材にそれぞれホースが付いているため、複数のホースが絡んでしまうこともあります。
ホースの絡みがないかを確認、合わせてホースの付け忘れがないかも見ておきましょう。
・空気タンクのチェック
呼吸を助ける空気タンクに必要分の空気が入っているかや、呼吸が苦しくないかを確認します。
・最終確認
全てのチェック項目を確認できたら最後にもう一度不足している所やおかしい所がないかを見て、問題なければプレダイブセーフティチェック完了です。
一緒にダイビングを楽しむバディとプレダイブセーフティチェックを行うことで、安全かつ快適に海を満喫できます。
今回ご紹介したチェック項目の確認を忘れず、機材や装備に不足がないようにしましょう。