ダイビングでは、様々な道具を装着します。
その1つがマスクで、視界がクリアな状態でダイビングを楽しむためには必須のアイテムです。
潜水の快適性も左右するので、自分に合ったマスク選びが重要です。
今回はダイビングの際のマスク選びや注意したいポイントをご紹介します。
■マスク選びの基準は?
ダイビングマスクを選ぶ際には、以下のポイントに合わせて選んでみましょう。
・フィット感
ダイビングでは、水中で快適な遊泳が行えるかが重要です。
そのためにも、水中で水が浸入してこないか、マスクが当たって不快に感じないかも選ぶ際のポイントとなります。
マスクと顔に当たるゴム状の部分をスカートと言います。
スカートの縁がきれいに顔の形状にフィットしているか、違和感がないか、痛みが出ないかを確認してください。
スカート素材もシリコンやラバーゴム素材があり、シリコン製の方が劣化しにくく顔にもフィットしやすいでしょう。
ストラップを前にした状態で、マスクを顔に当てたまま鼻で息をして手を放します。
この時に顔のマスクが落ちなければ、フィットしている証拠となります。
実際に顔に当てて選ぶのがおすすめです。
・マスクタイプ
ダイビングマスクは、大きく分類すると一眼と二眼タイプがあり、それぞれのメリットも異なります。
一眼タイプは、レンズが一枚でフレームが分かれていないものをいい、視野が広くなって水中でも相手の表情が見やすくなるところが特徴です。
マスクが大きく、内容積も大きくなってしまうため、水が入ってしまうとマスククリアしにくくなってしまうでしょう。
二眼タイプは、通常の使用している眼鏡などと同じように、左右にレンズが入って独立しているものをいいます。
一眼タイプに比べると内容積が小さくなっているため、マスククリアしやすいだけでなく、女性でも違和感なく装着可能です。
ダイビング初心者や女性であれば、簡単にマスククリアできる二眼タイプがおすすめです。
最近はデザイン性の高い、ダイビングマスクも多く販売されているため、おしゃれを重視したい場合はフィット感を重視して選びましょう。
■二眼マスクしかできない機能とは?
ダイビングマスクには、一眼と二眼があることを上記でご紹介しましたが、二眼マスクしか選べないという場合もあります。
それは度付きレンズです。
眼鏡やコンタクトレンズを使用しないと視力が低い場合、一眼では度付きレンズに交換ができないため、水中の様子が見えにくくなってしまいます。
コンタクトレンズを装着したままダイビングはできますが、ダイビング中にレンズが外れたり、変な位置に移動して痛みを感じたりする場合もあるでしょう。
その際も水中で直すことはできないので、ダイビングを中断するか見えない状態で継続するしか方法がありません。
しかし、左右に別れている二眼であれば、乱視や遠近両用、老眼など自分の視力に合わせた度付きレンズに交換でき、コンタクトレンズや眼鏡と同様の視力を水中でも維持できます。
近視用のオプチカルレンズと呼ばれるものであれば、各メーカーから既製品が販売されているので簡単に交換できるのも特徴です。
ダイビングを思う存分楽しみたいかたは、自分に合ったマスク選びが重要となります。
マスクのフィット感を確認するため、必ず自分の顔に当てて手を離したり、顔を振ったりしてずれないかを確認してみましょう。
快適なダイビングを楽しみたい方や女性の方には、左右に分かれている二眼がおすすめです。
重量も少ない二眼であれば、顔の小さい女性でもマスクがストレスにならずに装着できます。
また、視力が低い人やシニア世代も二眼であれば、自分の視力に合わせてレンズ交換が可能です。
お好みのマスクを選んで、快適なダイビングを楽しみましょう。