メガネやコンタクトレンズがないと生活できないほど視力が悪い人は、ダイビングを諦めるしかないと思っていませんか?
確かに、ダイビングではダイビングマスクを装着するのでメガネは外さなければなりません。
コンタクトレンズだと、流れてしまう可能性があるので視界をなくす危険を伴います。
しかし、実は視力が悪い人向けに度付きのダイビングマスクが用意あるので、ダイビングを楽しむことは可能です。
今回は視力が悪くてもダイビングが楽しめる、度付きダイビングマスクをご紹介します。
■水中はものの見え方が違う
光の屈折率の違いにより、陸上と比べて水中では物が1.3倍ほど大きく・近く見えます。
そのため、視力が0.5くらいある人であれば裸眼でも問題なくダイビングが可能です。
船でダイビングポイントまで移動する場合はメガネやコンタクトレンズを装着したまま乗船します。
そして、潜る時に外してケースに入れ保管し、他の人に踏まれないような場所に置きましょう。
ビーチから水に入る場合は移動に使用する車か、ショップにメガネやコンタクトレンズを置いてくることになります。
若干見づらくなりますが、距離は短いためあまり不自由は感じずダイビングを楽しめるでしょう。
■視力の悪い人には度付きダイビングマスクがおすすめ
視力が0.5以下の人は裸眼でのダイビングは難しいです。
そこで、度付きのダイビングマスクを利用すれば、水中でもクッキリとした鮮やかな視界を手に入れられます。
・度付きダイビングマスクの種類
度付きダイビングマスクには、1眼タイプと2眼タイプがあります。
2眼タイプのダイビングマスクにはオプティカルレンズと言う、度付きのレンズが用意されているので視力の矯正が可能です。
また、片目ずつ独立しているので左右の目で視力が違っても対応可能できます。
・おすすめはオーダーメイド
軽度の近視や遠視であればある程度は市販品があるので、すぐに購入できます。
乱視・強度の近視・強度の遠視の場合はオーダーメイドとなり、医師による処方箋が必要です。
オーダーメイドなら自分の視力に合ったダイビングマスクが手に入ります。
しかし、納品までに時間がかかるため、ダイビングの予定が既に決まっている場合は余裕を持ってオーダーしましょう。
メガネショップでも度付きダイビングマスクを取り扱っているところがあるので、せっかくオーダーメイドするならば専門家に度数について相談するのもおすすめです。
・レンタルで使用感を確認
ダイビングショップの中には、度付きのダイビングマスクの貸し出しを行っているところもあります。
まずはレンタルで使用感を確かめてから購入を検討するのも良いでしょう。
取り扱いがあるか、自分の視力に合うものがあるかなど事前にダイビングショップに確認を取りましょう。
レンタルの際は、使用中のメガネやコンタクトレンズの度数データや処方箋があるとスムーズです。
■度付きダイビングマスクを利用する時の注意点
陸上と比べ、水中ではものが1.3倍ほど大きく・近く見えます。
そのため、陸上でよく見えるレンズを選んでしまうと、水中では度が強すぎて頭痛や吐き気を起こす可能性があります。
このことから、普段のメガネやコンタクトレンズよりは少し度数の弱いものを選ぶと良いです。
また、ダイビング中はどうしてもマスクに水が入ってくるので、マスク内部の水を出す、「マスククリア」の練習が必要です。
マスクフレームの上部を両手で押さえながら上を向き、口で息を吸って鼻で息を吐くとマスクの下から水が出ていき、クリアな視界を保てます。
初心者にはなかなか難しいので、潜る前にインストラクターにしっかり教えてもらい、練習しましょう。
今回は視力が悪くてもダイビングが楽しめる、度付きダイビングマスクをご紹介しました。
視力に不安がある方は、度付きダイビングマスクを用意して万全な状態で潜ってください。