海中独特の生物や風景を見ることができるダイビングは、人気のマリンアクティビティです。
初めて行うときは知らないことばかりなので、何を持っていけばいいのか悩む人もいるでしょう。
持ち物の中でもウェットスーツを着ることを考えると、水着を持っていくべきか悩むと思います。
今回は、ダイビングをするときに水着は必要なのか、ご紹介していきます。
■ダイビングに水着は必要?
実際にダイビングを行う前に持っていくものは、ダイビンググッズを取り扱うショップやダイビングを体験できる施設などで説明されます。
必要な物の中に水着があることで、不思議に感じた人もいるでしょう。
ダイビングの写真や画像を見ると、どの人もウェットスーツを着ています。
ウェットスーツを着るのだから、水着はいらないように思えるかもしれません。
ですが、水着は必要となるのです。
ウェットスーツを着るときにインナーとして水着を着用するので、水着は忘れずに用意しましょう。
■水着を着る理由とは?
インナーとして水着を着る必要があると解説しましたが、なぜ水着を着る必要があるのか解説していきます。
・衛生面
本格的にダイビングをしている人でもなければ、ほとんどの道具はダイビングショップや施設などでレンタルしているものを使うことになるでしょう。
もちろん返却後のウェットスーツは綺麗に洗濯されます。
しかし、「借りているもの」なので、ある程度の配慮として、水着を着用してからウェットスーツを着ましょう。
ショップでは衛生面の観点から、水着の着用を義務化しているところが多く見受けられます。
・防寒、肌の保護
水の熱伝導率は約25倍ともいわれ、夏の海でも長時間水に浸かっていると体は冷えてしまいます。
そういったときでも、ウェットスーツの下に水着を一枚着ているだけでも寒さの感じ方に違いがあります。
また、ウェットスーツは着ていることで肌がこすれてしまうこともあります。
摩擦から肌を守るためにも水着を着ることには意味があるでしょう。
・休憩時
慣れてない人はウェットスーツを着ていると圧迫感を感じることがあります。
夏の時期には気温が高いので、ウェットスーツを着ていることで熱中症になる危険性もあるのです。
秋や冬には、ウェットスーツの気化熱で体が冷えることにより、低体温症になる危険性があります。
体温を管理するために、ウェットスーツを脱ぎ着してもらうことがあるため、水着の着用は大切なポイントとなります。
■どんな水着を着れば良いの?決まりはある?
ウェットスーツの下に着る水着にはどのようなものが適しているのかを男女別で紹介します。
・男性
男性の場合は基本海パンなので普通のサーフパンツなどで問題ありません。
ただ、裾が広がっているもしくは丈が短すぎるものは、ウェットスーツの中でゴワつくので注意が必要です。
・女性
女性はセパレートタイプかビキニで問題はありません。
ビキニの場合は背中の紐に金属のパーツがないものにしてください。
ボンベを背負うので、金具や、ひもの結び目が当たると痛みを感じる場合があります。
紐も細いものがいいでしょう。
パレオやフリルなどがついている水着は、ウェットスーツの中でゴワつくので、避けてください。
・男女共通
男女共通で着られるものとしてラッシュガードがあります。
ビキニ姿は体型が見えるから恥ずかしいと感じる人や、人前で肌を見せたくない、タトゥーが入っているから隠したい、などといった抵抗がある人にはおすすめです。
さらに体系が気になる人には体系をカバーする効果や、日焼けを予防する効果、水中での保温性も高めてくれます。
ラッシュガードを選ぶときにはフードがついていないものを選ぶとウェットスーツの中でのゴワつきを防ぐことができるでしょう。
ダイビングをする際に水着が必要なのか、その疑問について解説してきました。
ウェットスーツの下に水着を着ることで、トラブルを防止することができます。
裾の広がりや装飾に注意してウェットスーツの下でも快適に着られる水着を選びましょう。