美しいサンゴ礁や魚たち、海の中でしか見られない景色を満喫できるダイビングは、人気のマリンアクティビティです。
しかし、多くの道具を使ったりするダイビングには特別な資格の取得が必要なのではないかと感じている人はいませんか?
今回はダイビングを楽しむための資格についてご紹介していきましょう。
■ダイビングに資格はいるの?
ダイビングの際に「cカード」や「オープン・ウォーター・ダイバー」といったような言葉を聞いたことはりませんか?
これらは、ダイビングを行う際に必要となる資格です。
しかし、必ずしも資格を持っていないとダイビングができないわけではありません。
資格を持っていなくても、ダイビングを楽しむことは可能です。
もちろん資格の有無や資格の種類によって深くまで潜れるようになったり、夜のダイビングができるようになったりするといった決まりがあります。
ダイビングを楽しむ幅を広げたいのであれば、資格取得を目指してみるといいでしょう。
■資格を取得していなくても楽しめるダイビングとは?
未経験の人や、資格のない人でも楽しめるダイビングは「体験ダイビング」となります。
実際に行う前に簡単な注意点などの説明を受けるだけですぐにダイビングを行えます。
ボンベなどの機材の操作は同伴するインストラクターが行ってくれるので、自分で操作を行う必要はありませんが、自由に泳いだり、広範囲を泳いでボートから離れたりすることはできません。
同伴するインストラクターに腕を引っ張ってもらうなどして、水中散歩を楽しむという形となるでしょう。
機材の操作に気を取られないという点では、水深の浅い所に生息している生物や海面を照らす日光がゆらゆらと揺れる風景などに集中できるというメリットがあります。
しかし、ダイビングにおける最低限の説明しか行わず、一度体験した人でも体験ダイビングを受けるたびに説明を受けるデメリットがあります。
旅行日程などの都合で資格を取得する時間が取れない場合や、本格的なものではなく気軽にダイビングを楽しみたいのであれば、おすすめです。
■ダイビングにおける資格なしとありの違いとは?
ダイビングにおける資格の有無で一番違うポイントとしては、資格があると「ファンダイビング」が行えるという点でしょう。
ファンダイビングとは簡単に言うと自由なダイビングで、潜りたいポイントを自ら選ぶことができ、水中でも自由に動きまわることが可能です。
資格のない人でも行える体験ダイビングであると、潜れる深さは最大で6m、潜るポイントも比較的水深の浅いポイントになります。
ファンダイビングの場合は自分でポイントを選べるほかに、一番初級の資格でも18mまで潜ることができます。
水深18メートルくらいでは浅いところでも見ることのできるカクレクマノミや、ウミウシ、サンゴ礁を間近で見ることができます。
また、資格のランクが上がってくると夜の海でのダイビングが楽しめるほかに、水深30mまで潜ることができるようになります。
水深30mまで潜ると地上の光はほとんど吸収されてしまうので、薄暗い雰囲気の違う海を楽しむことができるでしょう。
海底の洞窟なども楽しめるようになり、ポイントによっては海底に沈んだ船などを見ることも可能です。
広範囲でダイビングを楽しみたい、より水深の深いところでダイビングを楽しみたいのであれば資格取得がおすすめです。
ダイビングと資格の関係について説明してきました。
沖縄の石垣島や、東京の伊豆大島、鹿児島県の奄美大島など日本には多くのダイビングスポットがあります。
ダイビングスポットの中には、資格なしでできる体験ダイビングでも十分に楽しめるところがたくさんあります。
まずは資格のいらない体験ダイビングからスタートし、慣れてきたら自由にダイビングを行えるファンダイビングをするためにも、資格取得を検討してみてはいかがですか?