オープン・ウォーター・ダイバーの認定を受け、Cカードを取得すると、インストラクターと一緒でなくても潜ることが可能になり、体験ダイビングでは行けないような場所にも潜れるようになります。

そんなCカードにもランクがあり、初級ランクだと水深18mまでしか潜れませんが、中級ランクの「アドバンスドオープン・ウォーター・ダイバー」の認定を受けると、水深30mまで潜ることが可能となります。

今回は、Cカードの発行数が世界の60%を占めるPADIの認定システムを基に、免許の取得方法をご紹介しましょう。

 

 

■特徴や取得するメリット

ダイビング 資格 メリット

ダイビングを満喫したいならCカード(ライセンス)が必要ですが、そのCカードは日本だけでなく世界中にあるダイビング指導団体がそれぞれ独自に発行しているため、指導団体によりCカードのランクや内容も多種多様です。

指導団体の1つ、PADIではCカードをランク分けし、ステップアップできる環境を整えています。

初級ランクだと難易度の低いポイントしか潜れませんが、美しいサンゴ礁などの景色や熱帯魚などの鮮やかな海の生物を堪能するには申し分ありません。

しかし、楽しんでいるうちに段々と新しい環境やこれまでより難易度の高いポイントへ潜ってみたいと思うことも珍しくありません。

そんなダイバーにはアドバンスド・オープン・ウォーターへのステップアップがおすすめなのです。

認定を受けると、これまでよりも12mも深い、水深30mまで潜れるようになるほか、様々なメリットが得られます。

 

・基本的なテクニックがさらに身に付く

・複雑な地形などスキルが必要な環境でのダイビングが可能になる

・深い知識がより身に付く

・新しい器材を使えるようになり、ダイビングの幅が広がる

 

中級以上のランクはやはりこれまでの潜りでは満足できなくなってきた人が、さらに色んな場所で潜れるようになるため、メリットが大きいです。

特に、これまで探検したことがなかった、複雑な地形に潜れる点は非常に魅力的と言えます。

 

 

■免許を取得するには

ダイビング 免許

PADIオープン・ウォーター・ダイバーの認定を受けている、または他団体で同等のCカードを取得していることが受講条件です。

オープンウォーターのような学科テストはなく、必須ダイブの水中ナビゲーションとディープダイビングの他に24種のアドベンチャーダイブの中から任意の3種類を選択し、修了すると認定を得られます。

講習は5ダイブの海洋実習のみでテストなどもないため、最短なら2日で取得可能です。

ただ、オープンウォーターからのステップアップなので浮力調整やナビゲーションスキルなど、基本的なダイビング技術と知識はしっかりと身に付けていなければなりません。

そのため、受講条件にはファンダイビングの経験回数を設定しているダイビングショップもあるほどです。

受講費用はおおよそ6万円前後になることが多いようですが、ショップや受講時期などによっても変わってきますし、Cカードの申請費用や器材のレンタル料金が別途かかる場合もあります。

ファンダイビングを楽しみながらステップアップができるようにと、ツアー代金に受講料やレンタル料が含まれたお得なプランを用意し、沖縄などのリゾートで取得ツアーを開催しているショップもあるので、事前に確認すると良いでしょう。

 

 

今回は、PADIの認定システムを基にアドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバーの取得方法についてご紹介しました。

初級ランクのオープンウォーターの認定だけでも潜れるポイントは多くあるので十分にダイビングを楽しめますし、慣れないうちは無理せず自分に合ったペースでスキルアップしていくことが大切です。

経験を重ね、より深くダイビングを楽しみたいと思ったら試験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?