こんにちは!店主です。我がショップBIGHOLIDAYはファンダイビング専門店なのですが今日は体験ダイビングについて。そして体験ダイビングも(ファンダイビングも)専門店がおすすめの5つの理由について掘り下げてみたいと思います!
体験ダイビングとは
簡単に言うとライセンスを持っていない人が参加するメニュー。ライセンス指導団体PADIの体験ダイビングの基準では潜れる水深は-12mまで。インストラクターの同行は必須。頭上の塞がった空間には行けない。(例;魔王の宮殿など)補足すると青の洞窟に関しては頭上が塞がっているのは水面に出てさらに上なのでOK!宮古島で開催されている体験ダイビングに関してはざっくり言うとこれがこんな感じです。※注 ファンダイビングに参加するには必ずライセンス講習が必要です。そしてあなたが参加するメニューは大きく分けて二つでそれはビーチ体験ダイビング、ボート体験ダイビングです。詳細は次項で。
体験ダイビングの種類、メリットとデメリット
ビーチ体験ダイビング
ビーチ(浜)で開催されるメニューです。現地にレンタカーで集合、又は送迎があるショップもあります。ほとんどが店舗に行くスタイルではありません。宮古島のビーチにはちゃんとした施設が無いので終了後は簡易的に着替えて解散するパターン。シャワーはホテルに帰ってゆっくり浴びましょう!
メリット
- 午前、午後に分かれていて気軽に半日参加できる
- 足の付く浅い場所で練習できるので安心
- 船酔いの心配がない
- ボートポイントより”サンゴが多い!”
- ガイドさんを独占!他人と一緒にならない
デメリット
- 沖に比べると透明度は落ちる(十分綺麗です!)
- シュノーケリングはセットではない
- ビーチに青の洞窟や地形ポイントはない
- 大きな魚やカメなどの遭遇率は低い
ボート体験ダイビング
ボートに乗って沖のポイントまで行って潜るメニュー。こちらも港にレンタカー集合、または送迎集合。店舗には行かないので簡易的着替えは必要です。酔い止めは必須。自分は酔わないと思っていても飲んだ方が良いです。一日綺麗な海で楽しめると思ったら安いものです。データとして酔い止めを飲んでいない体験ダイバーは8割の確率で酔います。ちゃんと飲めば大丈夫!半日開催のショップは少なく、ほとんどは全日開催でランチ付。
メリット
- 圧倒的に水が綺麗
- ボートに乗ってるだけでも楽しい!
- コンディションが良ければ青の洞窟に行ける
- 空いた時間にシュノーケリングも楽しめる
- 大きな魚やカメに出会えることも
デメリット
- 半日で帰ることができない(半日開催のショップも少ないがある)
- 船酔いのリスク
- ガイド無しでは海に入れないので待ち時間がある
- 船上に他のゲストがたくさんいることがある
ビーチポイント、ボートポイント
基本的にビーチ体験ダイビングは”宮古島内”で行われ、ボート体験ダイビングは”伊良部島下地島周辺”で行われる。赤丸は夏のポイントで青丸は冬のポイント。青の洞窟は伊良部島の赤丸エリアにあり、夏にしか行けない。風向きと行けるエリアはダイビングポイントページに記載しています。実はどこで潜っても綺麗という訳ではなく、きちんと特別綺麗なポイントを厳選して使用している。伊良部島下地島までは移動時間30分くらい。
体験ダイビング専門店がおすすめの理由
①エキスパートスタッフ
ダイビングガイドは対人、対大自然なので案内するスキル的にはかなり奥が深い。年間300回体験ダイビングを案内するのと年間1000回体験ダイビングを案内するのとでは差が出て当然。毎日体験ダイビングを案内しているスタッフは初心者の楽しませ方、不安の取り除き方に特化して長けている。
②タイムスケジュール
ライセンスを持っている人が参加するボートファンダイビングとボート体験ダイビングではスケジュール自体違う。ファンダイビングは9時に出港すると15時までは港に戻ってこないがボート体験ダイビングは昼に一度寄港しゲストは解散、午後はまた新たなゲストを乗せて再出港する場合が多い。これなら少しぐらい船酔いしてしまっても大丈夫!残り半日は観光できるようにと体験ダイバーのニーズに合わせてスケジュールを立てている為だ。
③リズム
ファンダイビングと体験ダイビングでは遊ぶリズムが違う。ファンは、潜る→休む→潜るを午前中でこなす。体験はというとシュノーケル→休む→潜る→休む→シュノーケルというリズム。ファンは3セクション、体験は5セクション。ファンダイバーと体験ダイバーが一緒に乗船していると遊ぶ時間のロスに繋がったり、待ち時間ができたりすることになる。一方体験ダイビング専門店ならボートには体験ダイバーだけなので無駄なく遊べることがわかる。
④ポイント選択
宮古島のファンダイビングでは12m以上の深い洞窟ポイントに行く。ポイントも多彩で幾つもそういうダイビングポイントがある。体験ダイビングでは12m以内で行ける青の洞窟やサンゴと魚がたくさんいるポイントに行く。それぞれ目的地が違うのでファンも体験もボート上に混在しているとポイント選択においてどちらかに偏りどちらかが泣くことになるケースがある。体験ダイビング専門店ならその点は心配なくBESTなポイント選択をしてくれるだろう。これは大きなポイントだ。
⑤内容
実は”潜る時間”に決まりはなく、ショップごとによって違うのである。短いショップだと15分程度で長いショップだと30分ほど潜る。水に対しての慣れやストレスの大きさによって一概に長いことが良いとは言えない。人によっては短い方が楽しめる場合もある。だがどうだろう。もし不安もストレスも取り除いてくれて、疲れない方法でたくさん楽しませてくれるとしたら。そうなると長い方が良いに決まってる。同じ料金でも内容に差が出るのはどこの業界でも当たり前。ショップ選びは間違えたくないところだ。
まとめ
ざっとまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
体験ダイビングとファンダイビングは同じ海でダイビングをするという目的は一緒ですがその違いはランニングとマラソンほどです。レベルやスキル、知識、経験などで本当の意味での”目的”は変わってくるのです。
海を楽しみたい。
同じ海ですがその目的に合った専門店を選ぶことは目的の達成度、満足度を必ず上げてくれるはずです。体験ダイビングには体験ダイビング専門店。ファンダイビングにはファンダイビング専門店。
今日の記事は宮古島で体験ダイビングをしようと考えている人のために書きました。少しでもお店選びの助けになりますように。