この記事のまとめ
通り池は、宮古島・下地島方面にある宮古島三大ポイントのひとつです。外洋から洞窟を通り、海とつながった池へ浮上できる特別な地形ポイントで、淡水と海水の境界や水温差を感じられることもあります。
一方で、水深・地形・海況の条件が重なるため、宮古島三大ポイントの中でも難易度は高めです。BIGHOLIDAYの営業実績データ(2022〜2025年)では4年間で88回潜っており、特に10月〜12月は実績が多い時期です。
通り池を狙うなら、1日だけではなく2〜3日以上のダイビング日を確保しておくのがおすすめです。ただし、ポイントは当日の海況、チームスキル、安全を見て判断します。
最終更新: 2026-05-19
通り池は、宮古島・下地島方面にある地形ダイビングポイントです。
魔王の宮殿、アントニオガウディと並ぶ宮古島三大ポイントのひとつで、外洋から洞窟を通り、海とつながった池へ浮上できる特別なポイントです。
宮古島には多くの地形ポイントがありますが、通り池はその中でもかなり個性が強い場所です。
洞窟を通るだけではなく、池に浮上する体験、淡水と海水の境界、水温差、再潜降して外洋へ戻る流れまで含めて、通り池ならではのダイビングになります。
一方で、難易度は高めです。水深、地形、海況、浮上・再潜降の流れが関係するため、行きたい気持ちだけで選べるポイントではありません。
BIGHOLIDAYの通り池 月別潜水実績
BIGHOLIDAYの営業実績データ(2022〜2025年)では、通り池は4年間で88回潜っているポイントです。
魔王の宮殿やアントニオガウディに比べると、通り池の実績回数は少なめです。これは通り池が魅力の少ないポイントだからではありません。むしろ、海況、ルート、チームスキル、安全判断がより重要になるポイントだからです。
| 月 | 4年間の潜水回数 | 1ヶ月あたりの平均潜水回数 | コメント |
|---|---|---|---|
| 1月 | 4回 | 1.00回 | 冬季休業があり回数は少なめ |
| 2月 | 4回 | 1.00回 | 冬季休業があり回数は少なめ |
| 3月 | 6回 | 1.50回 | 下地島を狙えるが実績は少なめ |
| 4月 | 5回 | 1.25回 | 海況が合えば狙える |
| 5月 | 5回 | 1.25回 | 南風が増え始める |
| 6月 | 1回 | 0.25回 | 南風で行けない日が多い |
| 7月 | 2回 | 0.50回 | 南風が強く伊良部島寄りの日も多い |
| 8月 | 5回 | 1.25回 | 海況が合えば狙える |
| 9月 | 10回 | 2.50回 | 下地島方面が戻り始める |
| 10月 | 15回 | 3.75回 | ファンダイバーが多く狙いやすい |
| 11月 | 19回 | 4.75回 | 年間で最も実績が多い |
| 12月 | 12回 | 3.00回 | 冬型で狙いやすいが休業あり |
月別に見ると、10月〜12月の実績が多く、特に11月が最も多くなっています。
ただし、寒冷前線や冬型の影響で海が荒れる日もあります。実績が多い月でも、当日の海況次第で中止やポイント変更になることがあります。
通り池はどこにある?

通り池は、宮古島から船で向かう下地島方面のダイビングポイントです。
下地島方面には、魔王の宮殿、アントニオガウディ、通り池など、宮古島を代表する地形ポイントが集まっています。
通り池はその中でも、外洋と池が水中でつながっている特殊なポイントです。海から洞窟を通って池へ浮上し、再び潜降して外洋へ戻るルートを取ることがあります。
ただし、下地島方面はいつでも行けるわけではありません。特に6月・7月は南風が強くなりやすく、南側に面した下地島方面へ行けない日が増えます。
通り池はどんな地形ポイント?

通り池は、外洋から洞窟を通って池に浮上する地形ポイントです。
水中を進んでいくと、外洋の青い景色から、洞窟の暗い空間へ入り、そこから池へ浮上する流れになります。水中だけで完結するポイントではなく、浮上後に見える景色まで含めて通り池の魅力です。
池には淡水と海水が混ざる層があり、タイミングによっては水温差や視界の揺らぎを感じることがあります。
宮古島には多くの洞窟ポイントがありますが、通り池のように「海から池へ浮上する」という体験ができるポイントは特別です。
通り池の見どころ
外洋から池へ浮上する唯一無二のルート
通り池の最大の魅力は、外洋から洞窟を通って池へ浮上する体験です。
水中を進んでいたはずなのに、最後に池の水面へ浮上する。この流れは、他の地形ポイントとはまったく違う印象を残します。
淡水と海水の境界
通り池では、淡水と海水が混ざる場所ならではの見え方があります。
水温が変わったり、視界がゆらいだりすることがあり、ただ美しいだけではなく、水そのものの変化を感じられるポイントです。
池に浮上したときの非日常感
池に浮上した瞬間は、外洋で潜っていた感覚から一気に景色が変わります。
地形の美しさだけではなく、ルート全体の体験として記憶に残るのが通り池です。
通り池の難易度と必要スキル
通り池は、宮古島三大ポイントの中でも難易度が高めのポイントです。
必要になるのは、特別な資格というより、基本スキルの安定です。
- 中性浮力を安定して取れること
- 耳抜きに大きな不安がないこと
- エア消費を自分で把握できること
- ガイドとの距離を保てること
- 浮上・再潜降の流れに落ち着いて対応できること
通り池では、ただ洞窟を通るだけではなく、池へ浮上し、再び潜降して外洋へ戻る流れがあります。
そのため、ブランクが長い方、耳抜きに不安がある方、エア消費が早い方は、予約時に相談してください。
通り池を狙うなら何日潜るべきか
通り池を目的にする場合、1日だけのダイビングで狙い撃ちするのはあまりおすすめしません。
BIGHOLIDAYの営業実績でも、通り池は4年間で88回。魔王の宮殿やアントニオガウディより回数は少なくなっています。
これは、通り池が海況やチームスキルの影響を受けやすいポイントだからです。
通り池を狙いたい方は、2〜3日以上のダイビング日を確保しておくと、海況が合う日に当たりやすくなります。特に10月〜12月は実績が多い時期です。
BIGHOLIDAYではどう判断して案内するか
BIGHOLIDAYは、Cカード保持者向けのファンダイビングを中心に案内しているショップです。
2025年実績では、ゲスト平均経験本数は262本。ガイド1名につき最大6名までの少人数制でチームを組んでいます。
ただし、少人数制であれば必ず良いというわけではありません。ショップによっては、初心者向け、体験ダイビング併催、シュノーケル併催など、案内スタイルが大きく違います。
通り池は特に、ポイント選びの考え方が重要です。
「行きたい」というリクエストだけで決めるのではなく、当日の海況、チーム全体のスキル、残圧管理、耳抜き、うねり、安全に浮上・再潜降できるかを見て判断します。
海況とチームスキルが合えば、通り池は宮古島の地形ダイビングの中でも強く記憶に残るポイントになります。
通り池人魚伝説
通り池には、人魚伝説として語られる話があります。
ただ、ダイビング記事としては、伝説よりも先に「どんなポイントか」「難易度はどれくらいか」「いつ狙いやすいか」を知る方が大切です。
そのうえで、通り池という場所の背景として人魚伝説を知っておくと、池に浮上したときの景色が少し違って見えるかもしれません。
通り池は、地形、海況、水の層、伝説が重なった、宮古島の中でも特別なポイントです。
よくある質問
Q. 通り池は初心者でも潜れますか?
完全な初心者向けではありません。水深、地形、海況、浮上・再潜降の流れがあるため、宮古島三大ポイントの中でも難易度は高めです。不安がある場合は、予約時に経験本数、ブランク、耳抜き、エア消費について相談してください。
Q. 通り池はいつが狙いやすいですか?
BIGHOLIDAYの2022〜2025年の営業実績では、10月〜12月の実績が多く、特に11月が最も多くなっています。下地島方面を狙いやすい海況になりやすい一方、冬型や寒冷前線の影響もあるため、当日の海況を見て安全に判断します。
Q. 通り池では本当に池に浮上しますか?
海況とチームスキルが合い、ガイドが安全に案内できると判断した場合は、外洋から洞窟を通って池へ浮上するルートを取ることがあります。ただし、必ず池へ浮上できるわけではありません。
Q. 魔王の宮殿やアントニオガウディと何が違いますか?
魔王の宮殿は3つの部屋を巡るストーリー性、アントニオガウディは複雑なアーチ構造の造形美が魅力です。通り池は、外洋から洞窟を通って池に浮上する体験と、淡水と海水の境界が特徴です。
通り池を動画で見る
通り池の地形や水中の雰囲気は、写真だけでは伝わりにくい部分があります。実際のルートや光の入り方を確認したい方は、こちらの動画も参考にしてください。



