ダイビングといえばマリンスポーツの定番で人気も高いですが、始めるにはまずダイビングライセンスの取得が必要になります。
ですが、ダイビングショップのホームページを見てみると費用にかなり差があり、具体的な金額を提示していないショップも多く、ライセンスの取得にどのくらいの費用がかかるのか不安になる方も多いのではないでしょうか?
今回は、いくつかあるダイビングライセンスのうち、最初のランク、オープンウォーターダイバーの取得にかかる費用の相場や、ダイビングショップによって料金の差が出てしまう理由についてご紹介します。
ダイビングライセンスの費用相場
ダイビングライセンスの取得費用には、ライセンス申請料のほかに学科や実習での指導料・テキストなどの教材費・ダイビング専用プールなどの施設使用料・ウェットスーツなどのレンタル料・海での実習時の漁協への管理手数料や入海料が含まれていることが多いです。
細かな違いはあっても、おおむね8万円前後が相場とされていますが、なかには10万円以上かかるダイビングショップも少なからずあり、都市部に行くほど高額になる傾向にあります。
オープンウォーターダイバー取得コースの場合、学科・プール・実習でだいたい4~6日ほどかかるのが一般的なので、インストラクターの人件費などを考えると極端に安い場合は費用の上乗せや器材の購入義務など、何かあると考えた方がいいでしょう。
ダイビングショップによって料金に差が出るのはなぜか
ダイビングライセンスの講習はテキストやDVDなど、指導団体のカリキュラムに沿って行われるため、どのダイビングショップで受けても内容はほぼ変わりません。
では、なぜ料金に差が出るのでしょうか?
・受講する場所によって変わる
海外や沖縄では波のない海の浅瀬でプール講習の内容を行うことが多く、更にダイビングショップのトイレや更衣室を使うことが多く、都市部と比べて料金が安くなることがあります。
ただ、料金は安くてもその分、現地までの旅費がかさむ場合があるので注意が必要です。
・日程や参加人数によって変わる
送迎などもなく、講習の日程が決まっていて参加人数も多く設定されている講習よりも、送迎付き、フリースケジュール制でいつでも好きな時に受けられる、マンツーマンで指導してもらえるなどの講習の方が料金が高くなってきます。
「送迎はなくても大丈夫」「割高でもマンツーマンでしっかり指導してほしい」「自分のペースで参加したい」など、希望に合わせて選ぶといいでしょう。
・料金体系の設定によって変わってくる
ダイビングショップのなかには1~3万円台でコースを設定しているところもありますが、その金額で取得できることはまずありません。
通常はレンタルで済むようなウェットスーツなどの購入義務や、教材費や実習費などをあとから追加料金としてプラスしていくようなショップも多くあります。
水中に潜るダイビングは危険を伴う場合もあるので、分かりにくい料金体系をとっているような不誠実なショップは避けた方がいいでしょう。
まずは「ダイビングライセンス取得に総額いくら必要なのか」を問い合わせて、きちんと回答してくれる誠実なショップを選ぶことが肝心です。
今回は、オープンウォーターダイバーの取得にかかる費用の相場や、ダイビングショップによって料金の差が出てしまう理由についてご紹介しました。
ダイビングはライセンスを取ってからが本番です。
ライセンス取得後、あまりに期間が空いてしまうとせっかく習ったことも忘れてしまい、無駄になってしまいます。
目先の安さにとらわれず、ダイビングを続けたいと思える通いやすいショップを選ぶことをおすすめします。