ダイビングに慣れてきた方の中には、ライセンスを取得したいと考える方もいらっしゃるかと思います。

既に初級のライセンスを取得しているが、もっとダイビングのことについて知りたいという方は「アドバンス」の取得について迷っていませんか?

アドバンスを取得するメリットや条件が分からないという方は意外と多いです。

そこで今回は、アドバンスを取得するメリットや取得するための条件についてご紹介します。

 

 

■ダイビングライセンス「アドバンス」とは

 

ダイビングのライセンスには、いくつかの種類があります。

その中の1つであるアドバンスは、「アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー」のことを指し、ダイバー認定ランクでも中級に位置しています。

アドバンスコースは初級の時よりもより深い知識やスキルを得たい人向けのコースです。

そのため、初級コースであるオープン・ウォーター・ダイバーのCカード(認定証)を取得していることが条件となっています。

 

 

■アドバンスを取得するメリット

ダイビング ライセンス

・深さが30mあるところまで潜ることができる

オープン・ウォーター・ダイバーは水深18mのところまでしか潜れませんが、アドバンスコースはそれ以上の30mという深さまで潜ることができます。

そのため海の地形を知ることができたり、一面サンゴ礁が並ぶポイントを見ることができたりと、より深く海のことを知ることができます。

 

・安全性を高めるテクニックや基本技術がしっかりと身に付く

アドバンスコースは、ディープダイビングと水中ナビゲーションが必須項目です。

ディープダイビングでは、魅力と安全のためのルールやダイビングの計画の立て方などのノウハウを学びます。

基本技術の復習だけでなく浮力調整の技術をより深く学べるため、安全性を高めるテクニックが身に付きます。

また海中で目的地に確実にたどり着くためにコンパスを使ったり、自然の目標物(岩・サンゴなど)を確認しながら移動したりと水中ナビゲーション技術も向上します。

 

・新しい器材をマスターできる

ドライスーツや水中デジカメなどの使い方をマスターできるようになります。

ドライスーツを着用すると、寒い時期でも海に潜れます。

また、水中デジカメの使い方をマスターすると、水中での魚たちの様子を写真に収めることができます。

コンパスを使うのもアドバンスを取得してからなので、器材を使える幅が広がります。

 

・様々な環境でダイビングできる

アドバンスを取得すると、これまでとは違った環境へダイビングできます。

先ほど紹介したディープダイビングの他に、夜の海を潜る「ナイトダイビング」や、潮の流れを利用した「ドリフトダイビング」ができ、楽しみ方の幅が広がります。

また、「沈船ダイビング」という海に沈んでしまった船の観察しながら潜れるため、考古学者の教授などはアドバンスを取得している方が多いです。

 

・海の生物への理解が深まる

水中ナチュラリストや魚の見分け方が受講できたり、サメの保護のための講座を受講できたりと、アドバンスを取得すると海洋生物の理解が深まります。

ディープダイビングで深い場所へ潜れるようになるため、深い場所にしか生息しないレアな魚を観察できたり、大物の魚の観察ができたりと間近で生物について学べるでしょう。

 

 

■アドバンスを取得するには?

ダイビング アドバンス

アドバンスを取得するためには、オープン・ウォーター・ダイバーのCカードを持っていることが条件です。

また、ライセンスを取得するための年齢制限もあるので、きちんと確認しておきましょう。

PADIでは必須項目であるディープと水中ナビゲーションの他に、3項目を個人で選択し受講する選択科目もあります。

興味がある分野や、自分が身に付けたいと思う科目を選びましょう。

最短2日というスピードでライセンスを取得できるので、迷っている方は趣味の一環としてライセンス取得してみるのもおすすめです。

 

 

アドバンスを取得するメリットや、取得するための条件などをご紹介してきました。

ダイビングに慣れてきて、もっと深く学びたい方や本格的に楽しみたい方には、アドバンスの取得をおすすめします。

アドバンスを取得して、より深くダイビングを楽しみましょう。