どうやら1ヶ月ぶりの更新になっちゃったみたいですね。毎度すみません。
久しぶりの更新でも、もう珍しくないみたいで以前みたいに「どうしたの?」「なんかあったの?」なんて心配メッセージすら届きません。巷ではサボり癖が酷くなったと言われているぐ〜タラ店主トッティです。
今年も宮古島は空梅雨で最高なコンディション続き!出来れば毎日ブログアップしたかったのだけれども!!
ボクの体の一部でありブレインのMacBook Proが熊本出張の時にカバンからぽーん♪と床にダイブして画面に闇しか映らなくなったので、ボクもMacと一緒にフリーズしていた。というのが更新できなかった理由です。すんません。
この1ヶ月間でBIGHOLIDAYでは色々なことがあったのですが、まず今日はダイビングショップらしく海と生命の神秘を、リハビリがてらお届けして行きたいと思います。
ダイバーなら一度は体験すべき!サンゴの産卵の神秘
サンゴの産卵は日没後に行われるのでナイトダイビングに参加することになります。イベントして『サンゴの産卵ナイトダイビング』を開催しているダイビングショップを選んで参加するのがおすすめ!
ちなみにBIGHOLIDAYでは毎年開催しているわけではなく、リクエストがあって、さらに産卵の確率が高い時だけの開催で、今回はたまたまタイミングがあったゲストさまがいらっしゃったので、じゃあ行っちゃいますか!というノリで行ってきました。結果はvery good!
ちょっとちょっとサンゴさん。凄いんですけどっ!!!!!!!
日没後、暗くなってすぐエントリーしたばかりなのにもう産卵は始まっていて、すなわちエントリー後即産卵ピークという夢のようなタイミング。今年はツイテル。
あっちもこっちでもポンポンやってて見て回るのも忙しく嬉しい悲鳴!
広範囲の凄い規模で行われた大産卵は40分ほどで幕切れ。あっという間の出来事でした。ボクは行かなかったのですがその翌日もしっかり確認できたようで今年の産卵ダイビングは大成功で幕を閉じたのでした。
サンゴの産卵は一年に一度!?
サンゴの産卵は一年に一度って聞いたことはありませんか?
これは本当です。が、一年に1日しか見れないわけではありません。正確に言うと”サンゴ一個体につき一年に一回”で、サンゴの種類によって産卵する季節、日付、時間が違うのです。
さらに同じ種類で同じビーチ内のサンゴでも1日〜5日くらいはタイムラグがあるので、産卵する大潮とその前後では規模の大小あれど、毎日見れるというのが本当のところ。
小産卵→中産卵→大産卵→中産卵→小産卵みたいなイメージですかね。サンゴのコンディションによっても産まれるリズムは違いますが、簡単にいうとそんな感じ。
あとは同じ種類のサンゴでもエリアが違えば産卵日も違ったりするので年間で考えると、結構な日数でサンゴの産卵は行われているということになります。意外でしょ??
エルニーニョ現象がひと段落した現在のサンゴの状況
昨年まで続いたエルニーニョ現象は何がヤバかったというと、20年に一回の現象が20年どころか連続で起った。ということ。この連続で起るとどれくらいヤバいかというと、
エルニーニョ現象一撃で約8割のサンゴが死滅するわけですよ。これはデータで見ると何万年も前から同じリズムで(二十年に一回)起こるので自然ちゃ自然なんですけど、そこで残った2割のサンゴが成長と産卵を繰り返して20年で元通りになるはずが、
残った2割にさらにエルニーニョ現象が襲いかかったのです。簡単にいうと宮古島中のサンゴが【100】だとしたら1度目のエルニーニョで【20】となり、2度目のエルニーニョで【4】まで減る。つまり20/100のはずが4/100。
20/100が20年で100/100となるのだから、4/100だと・・・。むむ。計算できない。しかしヤバいのはわかるぞ。誰か助けて教えて!!
話を戻すとサンゴの絶対数は今現在4/100の状態。
つまり産まれる卵自体も【4】しかない。サンゴ自体が産卵できる数は決まっているので【4】は【4】。かなり少ないのだ。
今持てる希望としては、【4】の卵がどれだけ着床できるかだ。幸いサンゴが死滅している場所が多いため、着床できる場所は多いと思われる。
これより未来はサンゴ自体も見守るボクらも未体験ゾーン!!
こんな悲惨な状況だからこそ、海に携わる者としてしっかり見て行きたい。伝えて行きたい。自然が起こす奇跡はこの先、どんなドラマを見せてくれるのだろう。待っているのは希望か絶望か。
来年2019年は、事前告知イベントとしてたくさんの方に見てもらいたいと思っています。ぜひ予定空けておいてくださいね。あなたも海に携わるものとして、歴史の証人になってみませんか?
たくさんのご応募、お待ちしています!
ではまた来月!
じゃなくてまた明日!(๑╹ω╹๑ )