7月21日の今日現在、沖縄地方近海を通過する(した)台風は、なんと明日最接近する台風10号で”4つ目”らしい。どうなってんの?地球さん。
台風の合間をすすす〜っとかいくぐって、なんとか新艇導入準備を進めてきました。そしてついにやってきたXデー!
今日のブログで新艇導入編は完結しますので、初めての方は下記の記事をぜひ読んでみてください。
- 新ダイビングボート導入までの軌跡1|課題の資金調達完了!ただいま設計段階
- 新ダイビングボート導入までの軌跡2|熊本天草の造船所で初打ち合わせ
- 新ダイビングボート導入までの軌跡3|二度目の視察&BIGHOLIDAYこだわり設計大公開
- 新ダイビングボート導入までの軌跡4|三度目の視察は試運転ならず。。
- 新ダイビングボート導入までの軌跡5|建造完成!天草〜宮古島を回航中
- 新ダイビングボート導入までの軌跡6|ついに宮古島到着!
それではTHEファイナル、行ってきまーす!!
最終試運転と進水式!
まずはボクらの新しい相棒は『ブレンズ2』と命名しました。”ブレンズ”と呼んでください。先代もブレンズと言う名前でしたがそちらは今日から『初代』と呼びますので、ブレンズ、初代共々よろしくお願いします。
試運転(下手クソなボクの運転練習)を3回おこなって、イケるぞと手応えを感じたところで急遽スタッフ全員休日出勤で”進水式”的なことを突発的に行いました。
あれ?全員分撮ったはずなんだけどマーシーのが無い。ごめんマーシー!
しっかりお清めと安全航海祈願をしたところで、すぐさま出港!その前にまずはブレンズの使用方法をボートリーダーのゆうまからみんなにレクチャー。
なんせこの翌日から本番が始まるのです。ダイビングボートの導入って楽しいけれど楽では無いのだな。やる事、覚える事、考える事があり過ぎてボクの頭からは煙が上がっています。みんなも同じか。
スペックが高いボートほど使いこなすのは大変なのだな〜としみじみ実感する。そして話を聞き逃す。
そんなこんなでワタワタしていたら、初トイレ使用はなんと息子の洋蹄がGET。お子ちゃまも使用出来ることがわかりました。お願いだから、まだ汚さないでくれ。
気を取り直してさあ出港!!しかしトッティ船長の表情が少し硬い。運転にいちもつの不安でもあるのでしょう。
普段、ボクはカメラマンなのであまりブログに登場できないのですが、みっちゃんが気を利かせてたくさん撮ってくれました。イマイチ決まっていない、ぎこちない姿をね。ありがと。
走るブレンズ2に乗船するのは、ほとんどのスタッフが今日が初めてです。ワクワク!
なるきはちょっとハシャギ過ぎですね。あとでみっちり叱っておきますのでご容赦ください。
ポイントにボートを停泊すると、なぜか飛び込み大会!そりゃハシャギます。
うちの看板犬うるまもジャンプ!そしてみんなで試しに一本潜っていろいろな感触を確かめる。いい感じだ。
神様から祝福の大きな大きな七色のアーチ!思わぬ幸運と未来の明るさに胸が膨らむ。なんて良い日だ。そして翌日のゲスト乗船初出航は図らずとも吉日大安。
帰ってきてからそのままプチパーティ!明日の本番もあるので軽めにこじんまりと。
みっちゃん、誕生日おめでとう。あなたには何度救われたかわからない。でも走行中にボソっと投げかけてくる泣かせ文句は勘弁してくれ。前が見えない。ぶつかるぞ。
新ダイビングボート導入完了|ブレンズ2で毎日海へご案内いたします
台風も迫ってきていましたが、こうして無事に新ダイビングボート導入に移行することができました。
この時期に合わせて遊びに来てくださったゲスト様で、宮古島梅雨前線、屋久島梅雨前線、台風7号8号により新ダイビングボート移行が大幅に遅れて、乗船できなかった方もたくさんいらっしゃいました。
ボクたちとしましても、大変残念で申し訳無い気持ちを胸に移行間際を初代ブレンズでご案内させてもらって来ましたが、これからはもちろんブレンズ2でのご案内のみとなりますので、
初代ブレンズの乗り納めと思って頂き、あの小さなボートでやってたよね〜。なんてのちに思い出して戴ければ幸いです。
みなさまへのお礼と、私たちの決意
新ダイビングボート導入構想から22ヶ月。いろいろありましたが、遊びに来てくれる、来てくれたゲストのみなさんのおかげで実現することができました。感謝!!!
ダイビング業界の格言で『ボートの良さとゲストの満足度は必ずしも比例しない』と言うものがあります。そう。最後は”人”である。という戒めであり、事実でもあります。
振り返ると、乗り合いでも、チャーターでも、小さな古い自船でも、これまで数えきれないほどたくさんのゲストさまが遊びに来てくれました。
ボートが新しいとか、綺麗とか大きいとか、実はあまり関係ないのかもしれない。最後は”人”であると信じたい。
それでも新しいダイビングボートを購入したいと思った理由は、『ゲストさまに、海とダイビングをどこまで楽しんでもらえるかの探求』であり、挑戦であるから。
【みんなで一緒にワクワクしよう!】
全てはこのフレーズのために。新ダイビングボート導入までの軌跡・完