雨の中のログ付け風景

今日は久々の悪天候で後半はしっかり雨。。。

まあこんな日もありますね。水中も暗いですしね。でも大丈夫。宮古島には暗ければ暗いなりに楽しめるポイントがいくつかあります。ホントです。

こんな日にうってつけなのが大物ポイント!

光を楽しむ地形ポイントは光の入りが弱くなり、魅力度に関してはかなり左右されてしまうので、光の強弱関係なく楽しめるポイントを中心に使います。

もちろん地形も行きますが、暗い日はそれだけじゃインパクトが十分ではないので大物ポイントをここぞで投入します。

宮古島に”大物”というイメージはあまりないと思いますが、実はいくつか凄ーーーーーく魅力的な大物ポイントがあります。たくさんあるわけじゃありませんし、毎回どんなポイントでも大物が出るというわけではありませんが、いくつかあります。

今日はいくつかある大物ポイントのひとつだけ、こっそり紹介しちゃおうと思います。

【本ドロップ】アジ科で世界最大!ロウニンアジに超高確率で会えるポイント

大迫力のロウニンアジ

超ビックインパクト!!!

初めて見る人は、二度見しちゃうくらいの大きさ!!!特に顔の大きさはバスケットボールよりひと回り大きいくらい。フォルムも独特で、一度見たら忘れられないシルエット。そしてギラついているこの体。

ロウニンアジは英名でジャイアントトレバリー。略してGT!覚えておいてください。GT!!

ダイバーの間ではGTと呼ぶ人も多いので、ぜひ覚えておいて頂きたい。

ダイバーの近くを往き来するロウニンアジ

大迫力のGTが超高確率で見られるスーパーポイントが本ドロップ。水深40mから5mまでの、約35m(ビル11階相当)の垂直な断崖絶壁がず〜っと続いている大迫力ポイント。ロッククラマーが見たらたまらないでしょうね。

このドロップオフ沿いを泳いでいるだけでも空を飛んでるような錯覚に陥ります。スリリングー!!

ここにいくつか亀裂があるのですが、ロウニンアジのクリーニングステーションとなっていて、小さなベラが口からエラからロウニンアジに入り込んでゴミや寄生虫を食べてくれるわけです。

クリーニングされている間はロウニンアジの警戒心も弱まるので、見たり写真を撮ったりするにはうってつけのポイントとなっているのです。

春先から夏にかけて繰り広げられる大カップリングパーティ

この本ドロップの凄いところは、通年安定してロウニンアジと会えること。確率にすると95%くらい!ただ、会える個体の多い少ないは季節や状況によって変わってきます。そう。旬は今!!!

晩春から夏にかけてが一番凄い。何が凄いかって??見れる個体数も多いし、近寄れる距離感は今が一番近い。どのくらい近いかというと、、、

大接近のロウニンアジ

ぶつかるくらい!!!!!

彼らの瞬発力とスピードは凄いので決してぶつかることはありませんが、今なら本当にぶつかる!!!と思うくらい大接近することができます。

そもそも旬が旬である理由は、大カップリングパーティと見出しに書いたように、交接を期待してロウニンアジの男女が本ドロップで入り乱れます。

つまり大カップリングパーティの会場にたくさんロウニンアジが集まる集まる!!

ロウニンアジ大集合!

今日は5個体が電車のように列をなしてグルグル回るー!時にダイバーを避けながら、まるで鬼ごっこをしているみたいに、何度も何度も、何度も何度も何度も、大接近チャンス!

そもそもなぜこんなに近づけるかというと、ボクの仮説になりますが、好みの相手に誘惑されることでムラムラし過ぎて周りが見えなくなったり、

普段はダイバーに対して『ちょっと邪魔だなー』くらいにしか思っていなくて、近づいてはくるけど襲ってはこない奴ら(ダイバー)と認識されているので、ここぞ!という時の今は、こいつら(ダイバー)にかまってるヒマはねーんだぜー!!!(ムラムラ〜!)

という心境で、ダイバーに対しての警戒心より性欲を優先させている状態ではないかと思います。

まあ、ボクのよこしまな仮説の正誤は置いておいたとしても、GTの警戒心レベルが0に近いことは事実で、ダイバーとしてはこの千載一遇の大チャンスをものにしてください。

宮古島は大物も凄いんだ!!というところを一人でも多くの方に体感してもらおうと考えています。

この衝撃をあなたにも。

 

ではまた明日!

宮古島のロウニンアジ