ダイバーにとって欠かせないアイテムの1つがダイブコンピュータです。
多くのダイバーは略して「ダイコン」、Dive Computerの頭文字を取って「DC」と呼んだりしています。
そんなダイブコンピュータの動力は電池です。
電池切れの場合、メーカーやダイビング器材のメンテナンスを行っているショップに電池交換を依頼しなければなりません。
今回は、ダイブコンピュータの電池切れをどこで判断したら良いのか、電池交換にかかる費用はどのくらいなのかをご紹介しましょう。
■ダイブコンピュータとは
ダイブコンピュータには腕時計のようなリストウォッチ型やレギュレーターに取り付けるコンソール型など、様々なタイプのものがありますが、主な役割は現在の水深や潜水時間、水温、最大水深など潜っているダイバーの現状をリアルタイムで教えてくれる、安全管理のための道具です。
2万円程度で購入できるものもありますが、6~8万円前後が相場となっています。
■電池交換のタイミングはどこで判断したら良いのか?
メーカーや機種によっても変わってきますが、画面上にバッテリーマークが点灯したり、画面表示が薄くなったりしたら電池交換のタイミングです。
バッテリーマークが点灯した時点で既に電圧が落ちているため、誤作動を起こす危険性があります。
「もう1回くらいなら使えるかな」と考えず、すぐに使用を控えましょう。
機種によっては%表示やグラフでバッテリー残量を確認できるものもあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
■どこに依頼したら良いのか?
購入メーカーや、ダイビングショップでも交換を受け付けていることもあります。
ダイビング器材のメンテナンスを専門に扱っているショップもあるので、所有するダイブコンピュータが対応可能かどうか問い合わせてみましょう。
また、バッテリー交換サービスが終了しているような古いダイブコンピュータであっても場合によっては対応してくれることもあるので諦めずに聞いてみることをおすすめします。
メーカーごとに「バッテリー交換キット」などが販売されていて、自分で交換ができるものもあります。
ただ、メーカーやショップではバッテリー交換だけでなく、劣化しやすいゴムパーツや必要に応じて裏蓋の交換なども行ってくれますし、専用の耐圧器で耐圧検査もしてくれます。
近くに店舗がなく持ち込めない場合でも配送対応しているので、メンテナンスの意味も含めてメーカーやショップに依頼すると安心です。
■費用はどのくらいかかるのか?
メーカーや機種によって若干の違いはありますが、5,000~7,000円が一般的な相場です。
中には内部の状態が悪く追加料金が必要な場合もあり、概算をお知らせしてくれることもあるので、心配な時は問い合わせ時に確認すると良いでしょう。
気温が上がり潜り始めるダイバーが増える5月前後から交換依頼が増える傾向にあります。
バッテリー交換には約10日かかるので、繁忙期は順番待ちになってしまいます。
なるべく余裕を持って依頼するようにしましょう。
また、電池交換だけでなく内部を丸ごと入れ替えるオーバーホールなども対応してくれるので、お気に入りのダイブコンピュータを長く使いたいという方は一度問い合わせてみることをおすすめします。
今回は、ダイブコンピュータの電池切れをどこで判断したら良いのか、電池交換にかかる費用はどのくらいなのかをご紹介してきました。
ダイブコンピュータはダイバーにとって欠かせない大切なアイテムです。
バッテリー交換は単に電池を交換するだけでなく、ダイブコンピュータ自体のメンテナンスも行ってくれる機会でもあるので信頼できるメーカーやショップに依頼しましょう。
また、少しでも不具合を感じたら無理に使わず、すぐに問い合わせてみてください。