例年、宮古島の梅雨は思いっきり空梅雨な印象でしたが、今年は割とちゃんと降っているような気がする。それでも3日晴れて3日雨と勝率は5割程度で後半戦の晴れ続きに期待!
宮古島は半天然地下ダムのおかげで水不足は存在しません。理由を知るには宮古島地下ダム資料館がおすすめです。
そんなこんなで仕事も丸投げ店主のトッティです。最近の丸投げはブレンズのNEWトイレドア作製をしんちゃんに丸投げ!明日完成予定だそうです。
梅雨中盤戦の初夏である今、透明度もよく地形が最高ですが、もう一つ最高なトピックスが連日見れています。大物です。それでは今日の記事もご期待下さい笑
宮古島で最も現実的に遭遇できる大物は”ロウニンアジ”
遭遇確率は一旦置いておいて、宮古島で主に出会える大物といえばマンタ、ナポレオンフィッシュ、ホワイトチップリーフシャーク、カメ、マダラエイ、マダラトビエイ、イソマグロetc…
そして写真のロウニンアジ!!
和名は単独行動する大型個体を浪人武士に見立てたものである。また、いかつい顔に前鰓蓋骨の線が入っている様を切り傷跡のある浪人に見立てたという説もある。
スクーバダイビングや釣りの愛好家の間では英名をそのまま使って”Giant trevally”(ジャイアント・トレヴァリー)、さらに頭文字をとって”GT”(ジーティー)とも呼ばれる。他に地方名としてメッキ(若魚・混称)、ヒラアジ/エバ(各地・混称)、マルエバ(各地)、カマジャー(沖縄)、ガーラ(宮古島)などがある。
成魚は全長180cm・体重80kgに達する。ギンガメアジ、カスミアジ、オニヒラアジなど大型種を含むギンガメアジ属でも最大種である。-Wikipediaより抜粋-
浪人武士とはよく言ったもの。顔の横にスパッと一文字。そして頬にはどんだけ修羅場をくぐって来たのか想像もつかないような生傷の数々。なにこれ、サメに噛まれたの?同種で喧嘩?岩にぶつかったの?
とにかくデカくなればなるほど生傷を勲章代わりにつけている。そしてとりあえず顔だけでいうなら人間よりはるかにでかい。
ロウニンアジに高確率で遭遇できるポイントがある
居るポイントに行ければ、ほぼ会える。ある意味、カメより高い確率で見ることができるかもしれない。
その理由はロウニンアジのクリーニングステーションとなっている亀裂とオーバーハングがあり、ロウニンアジ的に用事がなければいつもそこでウロウロしているからだ。
- 伊良部島:L字アーチ(確率8割程度)
- 下地島:本ドロップ(確率ほぼ10割)
宮古島のロウニンアジは『でかい!!』
初めて海外に潜りに行った時に見たロウニンアジの衝撃は今でも忘れられない。ファーストインプレッションは、『え!?ウソでしょ??小っさ。。。』という感想でした。
そして世界中で潜っているゲストさまもビックリ仰天していましたが、宮古島のロウニンアジは世界トップクラスだそうで、つまりトッティ少年は、この時に初めて宮古島のロウニンアジって大きいんだぁ〜と知ることとなりました。トッティ感激。
一番の狙い目は初夏〜真夏の大潮
そう、まさに今!!下地島の『本ドロップ』限定ですが、前回の満月からブレイクし始めて多い時には1DIVEで10個体以上!!!それから一旦落ち着いたものの(それでも1DIVE5個体)、また新月に向けて再ブレイク!そんな今日も10個体!!
クリーニングステーション近くで待っていれば代わる代わる何個体も突っ込んでくる。オスがメスにちょっかいを出して一緒に泳ぎ始めたり、メスが2匹で逃げ回っていたり、オスが5〜6体固まって溝でぐるぐる回ってたりで、1DIVE中にロウニンアジを見ていない時間の方が短いくらいだ。
ロウニンアジをかっこよく撮るコツ
光り物は青い水と同化するのでサイズの割に案外難しい。とにかく”近づく事”が最重要課題。そしてブレはなんにしてもNGなのでシャッタースピードは早めの設定がおすすめ。
しっかり近づければNOストロボでブルーバックでもバッチリ撮れる。コンパクトデジカメで外部ストロボが無い場合はこの撮り方がオススメです。内蔵ストロボは光の届く距離も範囲も絞られるし、なんせ光量が弱いので敢えてOFF!
外部ストロボがある場合はもちろん使用してもらいたい。その場合は・・・長くなるので現地でご相談くださいまし!
まとめ
このサイズの大物に水深-5m〜15mでひっきりなしに出会えるシチュエーションは県内はおろか、国内でも有数。宮古島の地形は外せない超目玉だけれど、しばらくはそれに交えて超大物ポイントも高確率で挟んで行こうと思います。
綺麗だけが感動じゃない。心が動いたと感じたら、それはきっと全部感動だ。
これから来島される皆様へ。この鋭い眼光で睨まれた衝撃で、あなたにも震えていただきます。お楽しみに。