台風26号の影響がしつこくて、風は強いわ雨は多いわ寒いわ波は高いわで、逆に笑えてくるくらいの過酷な環境のなか、今日もダイビング日和ですねー!なんて冗談を言いながら楽しく潜っています。

悪天候になんか負けてられません。We are happy!

そんなこんなで折れそうな気持ちを支えてくれる何かが必要だ。そうだ!あれがあったぞ!!

以下、過去のブログ記事より引用

冬場に活躍!体の芯から暖まる”足湯”

ダイビングボート造船過程設計図:足湯

12月〜3月の寒さはどうにかならないものかと、ずっと悩んできました。厚手のボートコートを全てのゲストさまに無料でお貸出ししたりしていますが、

それでも真冬の寒さ対策としては不十分。

沖縄地方でドライスーツはあると便利ですが、使う時期が短く、閑散期にあたるのでドライスーツレンタルを用意することも難しく、それを安価でレンタルとなるとさらにハードルが高い。サイズもたくさん必要になってくる。

以上の理由から今後も沖縄地方でドライスーツレンタルがスタンダードになることはあまり想像できないし、よほどの外的要因で年中通して繁盛期になったりしなければ難しいのではないかと考えています。

では、このまま寒さに手をこまねいているかというと、答えは”NO”だ!!!

内地ではダイビングボートにお風呂(いけすにお湯)があるという話を聞いたことがあって、そこからヒントを得て、足湯。

ダイビングボート造船過程12足湯

造船所の社長が何か書いている中央部分の場所に足湯が設置されます。実際にはこれほど大きくなくて、深さも浅くなります。深さも綿密に計算し膝下まで浸かれるように40cmとなっています。

足湯の素晴らしさは、

  • お風呂と違い、複数人で一斉に暖まることができる
  • 足湯は血流で全身まで暖かさを運ぶ

という点で、札幌出身のボクは20歳の時に真冬に温泉地の屋外足湯でたむろしていた青春があり、そう、真冬の北海道でも氷点下の寒空の下、無限に快適に過ごせるということをボクの細胞は知っている。

しかし、シャワーのお湯では足湯にしては温度が低く、一度冷めたらもうダメだ。そこでヤンマーの偉い人に相談してみたところ、聞き様によってはこんな突拍子のない提案を、少しも笑わずに本気で設計してくれた。この人、プロだ。

もちろんボート用の既製品の足湯なんてものはこの世に存在しなく、ヤンマーの長い歴史の中でも、今まで作ったこともないそうだ。

ダイビングボート足湯設計図

ヤンマーの偉い人の名誉のために一言添えるが、この図はヤンマーの担当営業マンが書いたやつ。なるほど、ヘタクソだ。

まあ絵のクオリティはさておき、何が素晴らしいかというと、

  • 箱の周りには断熱材を入れて保温性もUP
  • エンジンの熱で真水を温められる
  • ボイラーと熱線の二段構えで急速に追い炊きが可能

凄い。凄すぎる。これでいつでも熱々の足湯で暖まることができる。しかも5〜6名いっぺんに!これが成功すれば沖縄ではドライスーツより先に”足湯付きダイビングボート”がスタンダードになるかもしれない。

ただ、成功する保証はどこにもない前提。『ヤンマー×浜本造船×BIGHOLIDAY』の共同チャレンジだ。ここも実際に使ってみてどうなるか。足湯のお値段は、うまい棒5万本分ほどかかっているので、何としても成功したい!させたい!!!

是非あなたの足を暖めさせてください!!

本当は12月くらいから解禁する予定だったのですが、もう待てません。足湯発動!!!

足湯

『もう出れません』

『幸せすぎます』

『これはずるい』

などなど、ゲストさまより賞賛の声多数!!

温まり具合も追い炊きも、全てが大成功!!!ゲストさまが持参のバブ(入浴剤)を投入してくれたのでさらに温泉感UP!毎日バブを入れることが新たに決まりました。

そして思わぬ副産物も!それはコミュニケーションツールとしての役割。話題性はもともと多少は狙っていましたが、それとは別に、ゲストとゲストのコミュニケーションが自然と生まれるということ。

物理的な距離が縮まり(狭いから)、幸せを共に感じる一体感も生まれる。温泉地の街角の足湯で繰り広げられているやつ。見知らぬおじいちゃんおばあちゃんたちが足湯を通して会話が盛り上がって行くやつ。

それがそのままダイビングボートにやってきた。これは革命だ。

 

そんな感じで次回の船番は、こっそり全身浴をしてみようと画策しています。楽しみすぎる!!!!!!

スタッフも入浴中

とりあえず稼働初日、全てのゲストさまを見送ったあとの一服に利用してみる我らがスタッフたち。後片付けがなかなか進まないのは言うまでもない。

ぜひ一度入浴しに来てくださいね。

あれ、なんか違うぞ。

潜りに来てくださいね!!

 

ではまた明日。