ダイブコンピューターは様々なメーカーから販売されています。
その1つが、80ヵ国を超えるダイバーが愛用しているtusaです。
非常に人気の高いtusaですが、どのような性能を持つダイブコンピューターなのでしょうか?
そこで今回は、tusaの特徴をまとめてみたのでご紹介します。
■tusaのダイブコンピューターの特徴
tusaは、株式会社タバタという日本のスポーツメーカーが立ち上げた、ダイビングブランドです。
1952年に設立されたタバタはゴルフ用品やスイミング用品など様々なスポーツ用品を製造し、信頼と実績が高い会社です。
tusaのダイブコンピューターは、腕時計のようなリストタイプがスタンダードです。
そして、主に次の性能・機能を搭載しています。
・ソーラー充電式
・アラームとバックライト搭載
・「DC Solar LINK」はBluetooth搭載
・プラスチック製
・電子コンパス機能搭載
tusaのダイブコンピューターには、「DC Solar」と「DC Solar LINK」の2バージョンがあります。
どちらもソーラー充電式なので、太陽光があればどこでも充電できる仕様です。
ダイバーの安全性を高めるために、音で伝えるアラームとナイトダイビングなどで活躍するバックライトが搭載されています。
素材はプラスチック製なので、軽く適度の耐久性を持ちます。
3年間の水没保証があるため、故意でなければ壊れた時に新品に交換が可能なので安心です。
電子コンパスの機能も搭載されているので、水中の中でも方位を確認できます。
■tusa独自の機能「M値警告」
上記の機能に加えて、「M値警告機能」という独自機能を搭載しています。
M値警告機能とは、設定したM値(減圧不要限界体内窒素圧力値)に到達した時に警告が表示される機能です。
無減圧潜水時間の範囲でも、時間ギリギリの潜水は体内の窒素を過剰に蓄積し、上陸時の減圧症を引き起こすリスクを高めます。
このM値警告機能は、水深と無減圧潜水時間を自動的に測定し、危険値に到達する前に警告してくれるので、安全なダイビングを実現可能です。
通常設定の場合、水深20mの段階だと残り7分前後でアラームが鳴り、画面に「M-OV」と表示し、警告してくれます。
また、水深15mの位置では、残り12分前後で警告してくれます。
深水に合わせて適切なタイミングで警告を鳴らしてくれる点が、tusaのダイブコンピューターの優れたところでしょう。
■「DC Solar」と「DC Solar LINK」の違い
では旧品から改良を重ね発売された「DC Solar」と、最新型の「DC Solar LINK」はどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの製品の特徴や、異なる点を見ていきましょう。
・DC Solar
以前発売されていた旧品からバージョンアップし、スキンダイビングに便利なフリーダイビングモードと水深計として使用できるゲージモードが追加搭載されました。
深度インターバルアラーム機能やM値警告機能も、改良後に追加搭載されています。
・DC Solar LINK
今までのDC-Solarシリーズよりも画面が一回り大きくなり、見やすさ・分かりやすさが格段に良くなりました。
フリーダイビングモード・ゲージモード・アラーム機能やtusa独自のM値警告機能はそのままで、Bluetooth機能が新しく搭載されています。
Bluetooth機能でスマホにダイビングログデータを転送でき、スマホの専用アプリでログブックの確認が可能です。
また、登録可能な混合ガスが4つになり、本格的な加速減圧もできるようになっています。
他にもプラスチック製はそのままですが、メタルパーツを使って高級感のあるデザインとなっています。
さらに、DC Solarはシンプルな造りや機能が搭載されているのに対し、DC Solar LINKは少し難しい機能が搭載されています。
DC Solarは初級ダイバー向きで、DC Solar LINKはベテランダイバー向きと言えるでしょう。
tusaのダイブコンピューターは歴史の長いスポーツメーカーによって製造されています。
世界でも愛用されているので、性能や利便性は優れたクオリティであると言えます。
無減圧潜水時間を自動的に計算し、ギリギリの時間よりも早く警告を出してくれる点も魅力的な機能でしょう。
カラーバリエーションも豊富なので、お気に入りの1つを手に入れてみてください。