こんにちは!トッティです。
みなさん、ダイビングショップに「リクエスト」を出してみたことはありますか?もし憧れのダイビングポイントがあるとしたら、是非リクエストを出してみてください。ある条件を幾つか満たせば叶う可能性は高くなります。
- あなたが石垣島に行ったなら何をリクエストしますか?やっぱりマンタ?
- あなたがパラオに行ったならどこのポイントをリクエストしますか?ブルーコーナー?
- あなたが与那国島に行ったなら何をリクエストしますか?ハンマー?遺跡??
リクエストと言っても色々あると思うのですが、リクエストの多くはその地域の”売り”に付随したものが実は大半です。ますは下のセクションでリクエストについて理解を深めてから、リクエストが叶う確率を高める5つの方法をご紹介したいと思います。
リクエストの種類
ポイント
潜りたい場所のリクエストです。まずはそのダイビングエリアにどんなポイントがあるのか知る必要があり、その中から希望を出します。有名なポイント以外にもマイナーだけど行ってみたいポイントもあるかもしれない。特に宮古島には50以上のダイビングポイントがありますのでバリエーションはかなり豊富です。
注意点としては、有名ポイントだからといって全てのショップが無条件にポイントセレクトするわけではない事です。例えば体験ダイバーやシュノーケラーも一緒に乗船しているとポイントセレクトにも影響してきますし、そのショップ自体のコンセプトが有名ポイントを推しているわけではない場合もあります。まずは伝えてみることが大切ですね。
生物
カメが見たい。サメが見たい。マンタが見たい。『大物が見たい』という大きなくくりでも良いかもしれません。また、マクロ生物もOKです。マクロ生物をリクエストされる方はある程度経験のある方が多いですね。そういう方は見れるもの見れないものをしっかり事前にリサーチする方が多い傾向があります。
ダイビングスタイル
「写真をゆっくり撮るスタイルが好きです」「中層でふわふわ浮いているのが好きです」「ガンガン泳いでたくさんの景色を見るのが好きです」という感じで、好きなダイビングスタイルを伝えるのもいいかもしれません。この分野はリクエストしなくても個で出来ることが多いので、ガイドとの普通の会話の中で話す程度でも考慮してもらえると思います。
リクエストを叶える確率を上げる5つの方法
自然相手のスポーツは特に絶対はありません。海が時化て怒っているのに喧嘩知るわけには行きません!しかし確率を上げる確かな方法はあります。
その方法とは主に『予約前の事前調査』です。では次に何を調べておけば良いのかですね。以下で具体的に紹介していきますので是非ご熟読ください!
1.リクエストが可能でリクエストに前向きなダイビングショップを探す
そもそもリクエストを出すことが可能なショップかどうか知っておいた方が良いと思います。またショップによってリクエストに対する取り組み方も違うので下調べは必要です。
HPにリクエストについて記載されていることもありますし、予約フォームにリクエスト記入欄があればなお期待できます!
2.時期を合わせるリサーチする
ダイビングは風向きで行くエリアが変わるものです。つまり大まかに分けると夏と冬では風向きが逆になるのでここだけは間違えないようにお願いします。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
気温 | 18 | 18 | 23 | 24 | 27 | 29 | 32 | 32 | 32 | 30 | 24 | 21 |
水温 | 22 | 21 | 22 | 23 | 25 | 27 | 29 | 29 | 29 | 28 | 25 | 23 |
風向 | 北 | 北 | 北 | 半々 | 南 | 南 | 南 | 南 | 半々 | 北 | 北 | 北 |
エリア | 下地 | 下地 | 下地 | 半々 | 伊良 | 伊良 | 伊良 | 伊良 | 半々 | 下地 | 下地 | 下地 |
エリア欄; 下地=下地島方面 伊良=伊良部島方面 半々=下地島と伊良部島のシーズン移行期間 ※この表はあくまで目安であってエリアに関しては”確率が高い”という意味となります。 宮古島の例で行ける時期、エリア、ダイビングポイントに関しての記事がありますので参考にしてくださいね。
つまり旅行を考えている時期の風向きと、行けるポイントのエリアが合致していなければ確率はグーン!!と下がってしまうわけです。冬に石垣島に行ってもマンタポイントに行けないのと同じ理論ですね。 また考え方としては行けるエリアの中から行きたいポイントを探してリクエストするのはすごく良いと思います。もちろん行ける可能性は低くてもゼロではないので、どうしても行きたいポイントはリクエストしてみても良いと思います。言うだけタダですから!
3.ショップの好みを探る
ショップのポイント選択における雰囲気を掴む
宮古島は地形が有名でほぼすべてのショップが地形に行きますが、実は砂地ポイントやフィッシュウォッチングポイントも多くあり、そういったポイントをどのくらいの比重で織り混ぜるかは、ショップの好みやスタイルによって決まります。また体験ダイビングやシュノーケリングも一緒に開催していると、それに適したポイントに行くことが多くなる傾向もあります。以上の点を踏まえ、少しずつポイントの選び方が違うことがわかります。
では何で雰囲気を掴むのか。それは”ブログ”です!言うまでもなくダイビングショップのブログは日常の雰囲気を伝えるために書き、また雰囲気を知りたいから読むのだとと思いますが、行ったポイントにフォーカスしてページをめくっていけばかなり濃い情報が得られ、そのショップのポイント選択の特性がより見えてくると思いますよ!
マクロ生物に詳しいショップ、ワイドで有名ポイントにたくさん通うショップ、写真に力を入れているショップ、ワイワイ賑やかなのが売りなショップ。ダイビングショップも色々ですから!
4.行けそうなショップをブログで探すコツ
検索窓
”検索窓”ってご存知ですか?最近よくHPの端っこなどについているアレです。
ここに例えば「魔王の宮殿」「アントニオガウディ」など具体的なポイント名を入れてそのダイビングショップのHP内で行きたいポイントを検索してみます。するとそのキーワードが書かれている記事が最新の日付順でリストされるのでどのくらいの頻度で行っているのかが把握しやすいのです。ダイビングショップのブログを思い出してみてください。ほとんどは『今日のポイント』が書かれているはずです。
前年度アーカイブ
行くポイントの傾向を見るポイントはブログのアーカイブがおすすめです。次の9月に行くなら前年度の9月の記事を全て見てみる。これをショップ別で見ると結構違いが出てくるはずです。
5.連続で潜る日数を多く確保する
いよいよ最後の方法です。全てリサーチを済ませ、ダイビングショップを決めたら後はこの方法しかない!( ´ ▽ ` )ノ
単純に二日潜るということは単日参加の倍の確率になり、潜る日数が多ければ多いほどリクエストが叶う確率は上がります。
ファンダイビングがメインのダイビングショップは基本的に二日連続で同じポイントには潜らずに散らす傾向があります。ファンダイバーは複数日潜る方が多いからですね。そのため『昨日魔王の宮殿に潜られたお客さまが今日もいらっしゃるので今日は行けません』というケースが出てくるので、1日だけの参加はリクエスト面では不利になります。
あとは、時期を合わせて行ってくれるショップを見つけても海況が悪いかもしれないという最後の難関があります。こればかりは自然と接するレジャーである限り避けては通れません。欲を言えば3日間、4日間と日数が増えれば確率はうなぎのぼりです!
まとめ
リクエストを実現する方法を幾つかご紹介させてもらいましたが、いかがでしたでしょうか。
ダイビングは自然が相手のレジャースポーツなので色々な要因が複雑に絡み合い、リクエストが通るのか通らないのかが決まります。しかし情報収集さえしっかりできればリクエストの叶う確率はグッと上げる事ができます。
そして少し手間のかかる情報収集も、回数をこなしていくうちに要領を得てくるものです。するとどこへダイビングに行くとしてもそのダイビングエリアの一番の見どころを狙って行けるようになる。
その結果、ハッピーなダイビングライフがきっと待っているはずです。そしたらもう感動の連続!!
BIGHOLIDAY流!リクエストに対する考え方
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『リクエスト』に対するBIGHOLIDAYの考え方と取り組み
私たちは、どんな些細なリクエストでも当日の乗船名簿に細かく記載しています。
出来る事と出来ない事は海況状況によりけりです。が、出来そうな事は断然チャレンジする派の店であり続けることがHOLIDAYポリシーです。成功したらハイタッチ!失敗したらごめんなさい。そう、行きたいポイントに行けなかったり逢いたい生物に会えなかったりすることもやっぱりあります。
BIGHOLIDAYは、みなさんのリクエストに対して 全力で応える姿勢を常に絶やさぬことを約束します。もし運良くそれが叶った時、ゲストさま、ひとりひとりの胸に響きますように。